2012.08.16 THU
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広報レポート <恐れぬ気持ち>

 土壇場に粘りを見せるも相手ルーキーを最後まで攻略できませんでした。0-1の9回2死から中田、稲葉両選手の連打で一、二塁としましたが、陽選手が空振り三振に倒れてゲームセット。初対戦の釜田選手相手にわずか5安打、三塁すら踏ませてもらえずにプロ初完封勝利を献上し、2カード連続の負け越しと足踏みが続きます。

 1年前のこの日、甲子園のマウンドに立っていた18歳右腕に対し、栗山監督は1番DHで西川選手をスタメンで起用。「がむしゃらに立ち向かう姿を押し出したい」と、イースタン・リーグで釜田選手と対戦のある2年目の若武者を抜擢しました。西川選手は1回、先頭打者で中前打を放って期待に応えましたが、打線はその後6回2死まで無安打。恐れずに向かってくる相手に振り遅れのファウルが目立ち、ベンチがタクトを振るう機会すら与えてもらえない内容でした。

 15日は八木選手の危険球退場を6投手の継投でカバーして完封勝利。その代償として中継ぎ陣をつぎ込めない状況で、前日8球しか投げていない八木選手もブルペン待機して登板に備えました。先発ウルフ選手は途中、バランスを崩して足に違和感を覚えながら7回の1失点だけと踏ん張りましたが、チームに勝利をもたらせず「申し訳ないとしか言えない」と言葉少なにバスに乗り込みました。
 
 今年はホークス武田選手にも初登板初勝利を喫しています。怖いもの知らずに力を出し切られるのは悔しい反面、そうした姿勢は自分たちに置き換えてもいいことかも知れません。残り41試合、首位の座を守り切るのではなく攻め抜く気持ち。今一つ一つのプレーにそれが求められます。

栗山語録

「釜田はよく投げていたんだけど、それはさておき、何とかしないといけなかった。ボールの勢いがある中である程度コントロールできていた。バッターが打ちやすいカウントに持っていけなかった。(1番に西川選手を起用したことについて)いま一番勢いがあるし、実際に打ってるわけだし。(打線が沈黙したことには)いい形でつながり出したときに比べると、そういう時期ではある。何とか手を打っていきます。ウルフはこの前のところからは修正してくれた。頑張ったんで勝たせてあげないといけなかった」

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