2012.08.19 SUN
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広報レポート <勝利まで、あと少し>

徳俵につま先がかかった状態から、打線が粘りを見せました。2点を追う9回2死一塁で鶴岡選手が中前打でつなぐと、金子誠選手がしぶとく右前に運んで1点差に追いすがりました。1番に返って田中賢選手が四球を選んで満塁。一打同点、サヨナラの絶好機に西川選手が打席に立ちましたが、一邪飛に打ち取られて7月26日以来の3連勝を逃しました。

 一戦一戦の重みが増す終盤戦。惜しい敗戦は価値がないかも知れませんが、今季2度目の先発マウンドに立った中村選手が6回を3安打に抑え込んで無失点と好投したのは明るい材料です。6四球と変化球の制球にやや苦しんだものの「アバウトに強い球を投げ込むことを心がけた」通り、直球の威力には目を見張るものがありました。

 北京、ロンドンと2大会連続で五輪女子競泳バタフライ代表だった星奈津美さんは春日部共栄高の1年先輩。言葉を交わしたことのある選手が甲状腺の病気と闘いながら銅メダルを獲得し、刺激にならないはずはありません。8月5日イーグルス戦の6回途中2失点に続き、先発としてきっちり試合を作り、今後もローテーションで回ることが決定。「走者を出しながらも0に抑えられたことが収穫で、自信になります」。高卒ルーキー初登板初勝利を飾った2010年8月から遠ざかる白星は、間違いなく手元に近いところにあります。

中村投手 <6回、球数112、打者26、安打3、三振3、四死球6、失点0、自責点0>

「四球が多く、守っている野手の皆さんにいいリズムを作れなかったのは反省点です。ただ、走者を出しながらも踏ん張って0に抑えられたのは良かったと思います。前回より少しは変化球でストライクが取れましたが、まだ真っ直ぐに頼るピッチング。もっと変化球のコントロールを磨かないといけませんね。」

栗山語録

「最終回はあそこ(1点差)まで行ったし、選手が勝負してくれたと思いますが、負けは負けなので悔しい。中村はよく頑張った。(好投した)1回目より2回目の方が難しいものだけれど、粘って投げたと思います。残り40試合を切って、最後の局面まで分からない展開になっている。どこかで早く、いいきっかけになる試合が出来たらと思っていて、旭川ではそういう試合がしたいですね」

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