2012.08.24 FRI
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広報レポート <いかに心を整えるか>

 主砲の一撃が接戦に決着をつけました。3-1の8回2死一塁。イーグルス辛島選手のストレートを振り抜いた中田選手の打球は、ライナーで左翼席中段近くまで届きました。「(先発の)吉川さんが一生懸命投げていましたし、余裕を持って投げてもらいたいという思いもありました」。1回の先制左前打を含めて3安打3打点の活躍で、吉川選手は8月無傷の4連勝、チームも貯金を今季最多タイの10に乗せました。

 昨日までのバファローズ3連戦で打線は計28得点。上り調子でこの日も2回までに1点ずつを挙げましたが、3回から7回までは立ち直った辛島選手の前に無得点に抑えられました。状況を打開したいと、6回2死、三塁走者の中田選手は嶋捕手が投球を後逸した隙を突いて本塁へ突入。際どいタイミングはアウトの判定でしたが「どん欲に狙う姿勢を見せられただけでも良かった」とポジティブに捉えていました。

 意外にも、移動中など時間が空くと読書したり新聞に目を通す姿を誰より多く見かけます。小説やスポーツ選手の自伝など、直感的に面白そうだと思うものをすぐに手にとってみるそうです。このところタイムリー談話を試合中にもらう際も、配球の読み、球種の絞り方など論理立っていることが多く、日々の過ごし方がプレーに役立っているのかも知れません。

 最近10試合に限れば、中田選手は40打数16安打の打率4割。軸がどっしりとし、相手に脅威となれば打線全体が機能するのは言うまでもないこと。前回優勝した2009年は22試合にとどまった背番号6は「自分の手で優勝を味わってみたい」とこの勢いのまま、突き進みます。

吉川投手<9回、球数112、打者30、安打3(本塁打1)、三振9、四死球0、失点1、自責1>

「リリーフの方に負担をかけず投げ切れたというのが本当にうれしい。点を取られた後も気持ちを切り替えて一人ひとり打ち取ることに集中できました。鶴岡さんのリード通りに投げられたことが良かったと思います」

栗山語録

「バントで送ると打線がどういう状態なのかがわかるというのがあって。初回のタイムリーは翔(中田選手)が4番らしくなってきたというところだよね。吉川はキャンプからずっと見てきて感じているものがあるし、まだまだ上に行けるから褒めないよ。10勝した時に『ここがスタートだから』という話をしたんだけど、きょうもやってくれた。さらに前に進めると思うし、こんなところで足を止める選手じゃない。……でも、いいピッチャーになったよね(笑)」

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