2012.08.26 SUN
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広報レポート <遠かった1点>

 延長10回2死二、三塁。イーグルス岡島選手の詰まった打球が三塁際を転がり、処理した小谷野選手の一塁送球は間一髪間に合わず、歓喜の瞬間は相手の元に訪れました。「切れるか切れないのか、見ていたらどっちみち間に合わなかった」と背番号5が咄嗟に下した判断に間違いはありません。しかし、無情にもこの紙一重のプレーが勝敗を分ける結果となり、08年5月6、7日ライオンズ戦以来の2試合連続サヨナラ負けを喫して首位奪回に失敗しました。

 先発の中村選手が7回を3安打無四球の無失点と全く危なげない内容で試合を引き締めました。前回8月19日のマリーンズ戦も6回無失点と結果を残しましたが、5四死球とやや制球に苦しんだ右腕。この日はイーグルスのエース田中選手が相手で「投球リズムが良く、僕も引っ張られた」と互いにマウンドに立つ者同士の相乗効果を口にしました。

 中村選手はこれで3試合18回1/3を投げて自責点わずか2ながら勝ち星に恵まれていません。3年目の若手投手に白星がつけば勢いも加速するはずですが、この日は田中選手の前に打線が3安打と奮わず三塁すら踏めませんでした。0-1の零敗は今季5度目。緊迫した試合の醍醐味はあれど、終盤に差し掛かって欲しいのは内容より結果。「紙一重」の差がペナントの行方を大きく左右することは言うまでもありません。

中村投手 <7回、球数87、打者23、安打3、三振5、四死球0、失点0、自責点0>

「前回、前々回に比べて変化球もストレートもコントロールでき、内容には満足しています。欲を言えば、もっと味方の攻撃に流れを持ってこられるような投球ができれば良かったと思います。」

栗山語録

「マーくん相手で我慢するしかない状況の中で(中村)勝はよく頑張った。結果は残念だったけどね。7回を0に抑えたことで自信になるだろうし、前に進めると思う。(サヨナラ負けは)コテンパンにやられるよりは最後まで我慢できていたと考えている。モルケンも打ち取った当たりだから仕方ないよ。来週が大事な1週間になるからいい形で行きたかったけど、簡単に勝たせてもらえないということ。また明後日から頑張ります」

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