2012.08.28 TUE
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広報レポート <大きな目標のために>

 プロ野球が“結果がすべて”の世界であることは間違いありません。しかし、前に進むためには、結果が出たことだけで満足してはいけない。「打った打席のことよりも、打てなかった打席が…」。逆転負けを喫した試合後、杉谷選手は悔しそうな表情を浮かべました。

 今季初めて1番でスタメン出場。1打席目、2打席目とヒットを放ち、チャンスメークの役割を果たしました。しかも、今季13打数1安打と結果を出せていなかった右腕が相手した。「監督の期待に何とか応えたかった」というマルチ安打。それでも笑顔がないのは、逆転された後の打席で2三振を喫したことでした。「まっすぐが来ると分かってても前に弾き返せなかった」と唇をかみました。

 ホームゲームのナイター前には連日、守備と打撃を問わず早出練習を行なってきました。右打席では2本塁打も放ち、十分に一軍レベルとの評価を受けています。課題は左打席。「スイッチヒッターは絶対にやめない。もうちょっとっていう感覚があるんです」。試合前後には自らの打撃ビデオを食い入るように見つめる姿もあります。なぜ2安打打てて2三振を喫したのか。しっかりと振り返り、この内容を次の結果につなげます。左投手相手専門のバッターになるつもりはまったくありません。

 イースタン・リーグの最多安打記録を達成した一昨年、「将来は一軍で最多安打を打ちたい」と大きな目標を立てた杉谷選手。簡単に達成できるようなものではないことは本人もよく分かっています。そのための努力を続けていく。それが今は何よりも大切なのです。

武田勝投手 < 5回2/3、球数93、打者25、安打5、三振4、四死球3、失点4、自責点4>

「せっかく先制してもらいながらリズムを悪くしてしまいました。中継ぎにも負担を掛けることになり、申し訳なく思います。しっかり切り替えて次の登板に臨みます。」

栗山語録

「本当に結果が全てだと言ってきて、(武田)勝が投げる試合だけに勝ちたかった。勝にしてはボールが高く、修正が効かなくて球数も増えていた。先に行かれると厳しいと判断して、あのタイミングで代えました。(序盤は犠打を多用し)今日で全試合終わるならどうすべきかと思いながらやっている。単に雰囲気で『天王山』と言っている訳じゃない。この6試合いかに戦って挑戦権を得られるか。明日絶対負けないよう頑張ります」

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