2012.08.29 WED
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広報レポート <ワンチャンスをものにできるか、できないか>

 追い上げを期待するスタンドの歓声は一瞬でため息へと変わりました。2点を追う9回1死一塁、陽選手の打球は二塁正面に飛び二‐遊-一と渡って併殺。首位攻防第2ラウンドも痛い逆転負けを喫して4連敗となり、ライオンズの背中は2ゲーム差に広がってまた一歩遠のきました。

 ライオンズ先発は左腕・菊池選手。7月1日に西武ドームで対戦した際は3回に杉谷選手の3ランで先制しながら追加点が奪えず、3-3の引き分けに終わっていました。試合前に栗山監督は「早めに(菊池選手を)降ろす展開に持ち込みたい」と、今季3本塁打をいずれも左投手から放っている鵜久森選手を出場選手登録即スタメンに起用。3回に無死満塁とビッグチャンスを作りましたが、小谷野選手の併殺打の間に1点を奪っただけで一気に攻略できなかったことが悔やまれます。

 投げては先発の多田野選手が6回まで2安打無失点と好投しましたが、7回先頭の秋山選手に二塁打を浴びてからムードは暗転。中島選手のセーフティーバントに守備の乱れが重なって同点にされると、代わった宮西選手が中村選手に決勝2ランをバックスクリーンに運ばれました。

 7回の守備ではキャプテン田中賢選手が負傷交代。左脇腹を痛め、この日鎌ケ谷へ向かった糸井選手は驚異的な回復ぶりで「今日からもう(試合も)行けます」と話していただけに、新たなアクシデントが痛くないはずはありません。しかし、常日頃から指揮官は「きょうベンチから送り出すのがベスト布陣」と言い続けています。明日フィールドに立つ全員が一矢報いて首位を追撃します。

栗山語録

「本当に大事な試合でしたけど、2試合とも先制しながら勝ち切れなかった。ひたすら悔しいです。多田野はよく頑張ってくれた。もう少し楽にしてあげられたら。点を取れなくて申し訳ない。(負傷交代した)賢介が一番悔しいでしょう。その思いのためにもみんなで頑張らないといけないし、明日は何をしても勝たないといけない。(故障者は)一生懸命やっているから出てしまうものだから。いるメンバーがベストと思いながらやります。まだまだ残り30試合あるし、戦えるはずだと思っている。下を向かないで元気を出していきたいと思います」

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