2012.09.05 WED
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広報レポート <勝ち切る難しさ>

 5回までの勝ちムードが一変、6回以降に登板した4投手が8点を失い、今シーズン東京ドーム最終戦は思わぬ形で大敗を喫しました。5回に一挙4点を挙げて完全に主導権を握ったかに思われましたが、2点差に迫られた8回にセットアッパーの増井選手が打ち崩されての逆転負け。このところ僅差の展開を確実にものにしてきたファイターズですが、貯金11の壁にまたも跳ね返されて首位とのゲーム差は1.5に広がりました。

 8月16日の初対戦で零封負けを喫したイーグルス釜田選手に対し、打線は3回、谷口選手が2試合連続スタメン起用に応えるプロ初安打初打点で同点に。再び勝ち越された5回は、小谷野選手の中前適時打、ホフパワー選手の右越え2ランと一気に畳み掛け、勢いづくルーキーをマウンドから引きずり降ろしました。

 守っても7回、中田選手が左中間の浅い当たりに頭から飛び込んで好捕。さらに本塁補殺を決めるなど、この試合に懸ける思いのにじむ象徴的なプレーが続けざまに飛び出しました。

 それでも6、7回と打線が封じられると、流れが相手に傾いてしまうのが野球の怖さ。この時期に来て、1球の重みを感じていない選手は誰一人いません。重いからこそプレッシャーをはねのけるのも容易ではないでしょう。次の試合には悔しさを晴らす機会が巡ってくるのが長丁場のペナントレース。失敗を糧にして前に進みます。

栗山語録

「(5回2失点の)多田野はもっと早く変えようと思っていた。ボールが高くて芯にあたっていたから。初回に点が取れなくて、あの5回にひっくり返してくれたから勝たないといけない。久々に心の整理に時間がかかる試合。谷口も杉谷もよく打ったから、勝たせてやりたかったよね。ただ、これを振り返っている暇はない。反省はするけど、プラスにして元気出してやるしかない。前だけを見て走るしかないんだから」

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