2012.09.11 TUE
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広報レポート <積み上げた数字>

 マリーンズの追撃を守護神が慌てることなく鎮め、8度目の挑戦で貯金が今季初めて11となりました。1点差に詰め寄られて上がった最終回のマウンド。武田久選手が2死から四球を与えたものの、最後の打者・サブロー選手を右飛に打ち取ってナインと勝利をかみ締めるハイタッチ。先発の武田勝選手が4年連続2桁勝利に到達するとともに、試合後にはライオンズが敗れたとの報。8月24日以来の首位奪回を果たしたその日、小さな鉄腕は通算登板数が456試合となり、土橋正幸選手が持っていた記録を抜いて球団歴代トップに立ちました。

 試合中盤まではTシャツと短パン姿でサロンのテレビで戦況を見つめるのが背番号21のルーティン。この日は何度も武田勝選手の球数を広報に確認し、徐々に気持ちのスイッチを入れていきました。ブルペン入りする直前にユニフォームに着替えると、クリーニングが仕上がった状態のまま背中の「21武田久」の紙をはがし忘れるハプニング。「あ、危なっ」と言いながらも動揺はなく、冷静に持ち場へと向かっていきました。

 口癖が「リリーフは目立っちゃいけない。静かに試合を終わらせるだけでいい」。どの球団もなかなか抑えを固定できない中、右膝の違和感で一度登録を外れた以外は復帰後はその座を任され続け、2年連続3度目の最多セーブのタイトルを狙う33歳。一喜一憂することなく、明日も同じサイクルでマウンドへ向かいます。

武田勝投手 <7回0/3、球数92、打者25、安打5(本塁打1)、三振4、四死球0、失点2、自責点2>

「集中してマウンドに立てたし、打線の援護のおかげで試合を作ることができました。足首も気にせず投げることができたので、今後も不安なくいけると思います。この後はチームが勝てるように応援します。」

栗山語録

「(武田勝選手は)結果論だけど、スパッと代えてあげないといけなかったかも。でも、増井が頑張ってくれた。勝が我慢してくれたから、こっちに流れがきた。(中田)翔は普通にやればこのくらいだと思っていたし、こういうバッターなんだからと楽しみにしてきた。この9連戦は明日のことを考えないで、どうやったら今日勝てるかを考えないといけない。貯金の数よりも、上位が負けないと思ってやろうと思います」

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