2012.09.19 WED
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広報レポート <帰ってきた打棒>

 完全に癒えていない体で、糸井選手が9連戦を6勝2敗1分けで乗り切る原動力になりました。3回無死三塁から一、二塁間を破る決勝打を放つと、4回にも四球を選んで10打席連続出塁。2003年8月に小笠原選手が14打席連続出塁して以来、球団の北海道移転後は初めて2ケタの数字に乗せた背番号7は「こういう時期に出来たのはうれしいですし、この後も爆発したいですね」と笑顔をのぞかせました。

 左脇腹の肉離れで全治2~3週間と診断されながら、11日で1軍合流。まだ自宅では音波治療器を患部に当てる日々で、球場入り後は入念にストレッチを施して試合に臨んでいます。それでも「打つことに関しては何も影響はないので」と、以前にも増してスイングが鋭く、打率を1分上げて再び3割に乗せてきました。

 このカード中にはバファローズの李大浩選手からバットの交換を求められ、快く応じました。韓国球界屈指の打者から一目置かれている証しとも言え、ロッカールームでは李選手のバットを握り、感触を確かめる姿がありました。

チームは好投しながら勝ち星に恵まれていなかった谷元選手が、5回2失点でしのぎ6試合目で先発初勝利。チームも連勝を3に伸ばして、2位ライオンズとの2.5ゲーム差をしっかりキープしました。2009年も主力としてリーグ優勝を経験している糸井選手は「頑張っている若い選手にも一緒に歓喜を味わってほしい」と言い切ります。次世代にも頂点を極める無上の喜びを味わせるべく、打撃で、存在感でけん引します。

谷元投手 <5回、球数89、打者23、安打8、三振3、四死球0、失点2、自責点2>

「ヒットは8本打たれましたが、自分なりに粘っていけたと思います。この後はブルペンのみなさんに任せて、チームの勝利を信じて応援します。」

栗山語録

「谷元はもうちょっと頑張らないといけないかな。ただ、ここまで勝ちの権利があって勝てなかったかったから、この1勝で自分自身が安心してこれからマウンドに登れるんじゃないかな。粘ってはいるんだけど、もっと上の先発として期待しているから、敢えてハードルを上げておきます。打線が本当に繋がって、連戦中頑張ってくれた。中継ぎも、そこがチームの中核だから、よくやってくれたし、信頼している通りの結果を出してくれた。みんなが疲れている中で移動試合をやりながらでも、自分がどうすればいいかをみんなが分かっている。この後も悔いのないようにいきたい。選手を信じるだけだし、シーズンが終わって『良かったな』と思えるように、これからの12試合を全力でやっていきます」

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