2012.09.25 TUE
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広報レポート <流れをつかめ>

 ピンチの後にチャンスあり、チャンスの後にピンチあり。スコアボードに表示される表と裏の攻守だけではなく、試合を支配する流れの行き来が激しい一戦でした。ファイターズ投手陣が三者凡退で切り抜けたイニングは一度もなし。先発した武田勝選手が「リズムに乗れず迷惑をかけてしまった」と話すように、チーム全体がなかなか勢いに乗ることができませんでした。打線は1回と3回に得点したものの、4回以降は走者を出しながら決め手の一本が出ない展開。1点リードの8回に登板した石井選手が先頭打者に同点打を浴びた後は、9回の増井選手、10回の武田久選手が粘って得点を許さず、引き分けに持ち込んだという表現が正しいのかもしれません。

 クライマックスシリーズ進出圏内を狙って負けられないマリーンズを相手にしたファイターズも、2位ライオンズを突き放すために負けられない試合でした。そんな状況の中、守備のミスは守備でカバーするように、序盤から執念のプレーを見ることができました。1回に失策で出た走者が試みた盗塁を鶴岡選手がしっかりと刺すと、その直後、三塁線を抜けそうな当たりに小谷野選手が飛び込んでアウトにしました。ライオンズが勝ったため、結果的にゲーム差の縮まる引き分けにはなりましたが、プロセスのひとつ一つ見れば悲観的になるものではありません。

 首位をキープして残り8試合。ゴールを最初に駆け抜けるために、流れをつかみたいところです。全員が自分のできることを全うする。それしかありません。

武田勝投手 <6回、球数87、打者25、安打7(本塁打1)、三振2、四死球1、失点2、自責点2>

「立ち上がりから常にランナーを背負い、リズムに乗れずチームに迷惑をかけてしまいました。ブルペン陣を信じて、チームが勝てるようこの後はしっかり応援したいと思います。」

栗山語録

「(引き分けに終わり)申し訳ないです。負けるより負けない方がいいのだけれど、勝ち切らないといけない展開だったんでね。マリーンズ打線は今が一番いい状態。そういう中で(武田)勝は我慢しながら投げていたので、勝たせてやりたかった。(増井の球団記録更新について)ここまでこれているのは増井のお陰でもあるし、本当に苦労をかけっぱなし。記録が残ることで明日からも頑張ろうという気になってくれたらいいなと思います。ライオンズはずっと勝つはずだし、自分たちがいくつ勝てるかだと思っているので、集大成のつもりでやるだけです」

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