2012.10.05 FRI
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広報レポート <若手もベテランも>

 その名前がコールされると、スタンドで起こった大きな歓声が、選手ロッカーまではっきりと響いてきました。3点を追う9回。マスク、プロテクターにレガース姿でグラウンドに歩み出したのは中嶋聡兼任コーチでした。捕手として野村克也氏と並ぶ実働26年目の大ベテランは、出場選手登録されたその日に5月20日以来の試合出場。本拠地最終戦での出場は、栗山監督がクライマックスシリーズへ向けて暖めている構想実現の第一歩となるものでした。「ベテランキャッチャーのマスクで流れを変えるというのがある。三原さんも日本シリーズでやったんだ」。体慣らしの場を与えた指揮官は、試合前にその胸の内を明かしました。

 実戦でマスクをかぶるのが4ヶ月半ぶりでも、その存在感は薄れることはありません。マウンドには森内選手。2度目のバッテリーを組んだルーキーは中嶋聡“選手”とのコンビをこう振り返ります。「自分のテンポで投げやすいようにボールを返してくれるんです。すごく投げやすいので、きょうはいつもよりスライダーが曲がりました」。犠飛で1点を奪われたとはいえ、二塁への強肩スローも披露し、スタンドを沸かせました。

 主催試合72試合が終わり、38勝28敗6分で乗り切りました。これからは日本一へ向けての動きがより一層強まっていきます。「すべての手を尽くして勝ちにいく」。栗山監督が常に発しているように、若手もベテランも分け隔てなく、全員でチャンピオンフラッグをもぎ取りにいきます。

斎藤佑投手 <4回2/3、球数99、打者26、安打9(本塁打1)、三振4、四死球3、失点6、自責点6>

「しっかり抑えることができず、悔しいです。」

栗山語録

「ホーム最終戦にこれだけ多くの方に見に来ていただきながら、皆さんに良かったと思っていただける展開にならなかったことは反省しています。ファイナルステージに向けてしっかり勝てるようにしたいと思います。(先発・斎藤佑については)見ている皆さん(報道陣)が評価してください。(2ランを放った)中田は4番の持っているものをホーム最終戦で見せてくれたなと。(セレモニーで振り返りVTRが流れ)開幕はこうだったんだなと思いながら見ていました。最低限良い形で終えられたと思いますが、これを生かすも殺すもこれからの戦いなんでね。全部終わった時に良かったと思えるよう全力を尽くすつもりです」

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