2012.10.09 TUE
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最終戦を飾り、いざCSへ

 ベンチ前で勝利のハイタッチを交わしたファイターズは、QVCマリンフィールドへ駆けつけてくださったファンの皆さんが待つレフトスタンド前に整列。一礼するとF党のみならず、360度あらゆる方向から温かい拍手が降り注ぎました。「CS頑張って来いよ!」と一塁側からも激励の声が送られ、144試合を戦い抜いたナインの心に響きました。

 試合は3回に鵜久森選手と糸井選手のアーチ攻勢で4点を先制しながら、2番手のウルフ選手が打ち込まれてすぐさま逆転を許す展開。7-6と再びリードしながら6回にひっくり返されるシーソーゲームでしたが、8回に近藤選手の犠飛と陽選手の左前適時打でうっちゃり、そのまま押し切りました。10月2日に3年ぶりの優勝を決めてから2試合、劣勢をはねのけられず敗れていただけに、久しぶりにファイターズらしい粘り強い全員野球が見られました。日程の関係で勝利は9月29日ライオンズ戦以来、実に10日ぶり。CSファイナルステージが17日開幕とあり、この1勝の持つ意味は本当に大きいと言えそうです。

 陽選手と中田選手はそろって自身初の全試合出場を果たし、飛躍の1年にしました。「レギュラーで使ってもらう以上、全部出るのが当たり前のこと」と口をそろえ、身も心も間違いなくタフになった印象です。投げては増井選手がパ・リーグ新となる50個目のホールドポイントを挙げて初の個人タイトルを獲得すれば、3度目の最多セーブに輝いた武田久選手も3人で斬って今シーズンを締めくくりました。チームは一部投手陣を除いて明日宮崎へ移動。4日間フェニックスリーグに出場して次なる戦いに向かいます。

武田勝投手 <2回、球数24、打者8、安打3、三振0、四死球1、失点0、自責点0>

「チームの公式戦最終戦でしたし、短いイニングでしたが気持ちを入れて集中してマウンドに立てました。この後は万全の状態でクライマックスシリーズで投げられるように、しっかりと調整します。」

栗山語録

「長いシーズンを戦い抜くのは大変で、選手が頑張ってくれた。選手たちに感謝しています。何とか喜ばせてあげたいと思っていたけど、自分は何もしなくて、選手たちが頑張ってくれた。(クライマックスシリーズは)シーズン中と一緒で、その日の試合を取りにいくしかない。それで行けるところまで行きたいですね。全員で戦ってきたんで、これからもファイターズらしく最後まで諦めない試合をしていきます」

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