2013.03.29 FRI
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広報レポート <10年目のファイターズ発進!>

 マウンド付近でチームメートと勝利のハイタッチを交わす大谷選手の頭を、選手会長の鶴岡選手が何度も叩きました。手荒い祝福に自然と笑みがこぼれたルーキーは初安打の記念ボールを手にしながらヒーローインタビューに向かいました。8番・右翼で開幕戦スタメン出場。球団の高卒ルーキーとしては、それだけでもあの3000本安打の張本勲氏以来の快挙でした。しかし、第2打席で放った右線二塁打でのプロ初安打は、その張本氏も成し遂げなかった球団史上初の出来事。第3打席では適時打も記録し、打者として強烈なデビューを果たした一戦となりました。

 プロ初出場でのお立ち台でも堂々としたものでした。「ファンの方々のおかげで打てました」。右翼席のファイターズファンはもちろん、敵地のファンもすぐに席を後にせず、その言葉に耳を傾けたほど。大きな歓声に応える姿は、すでに一流プロ野球選手としてのオーラを身にまとっていたといっても言い過ぎではありません。ファイターズの新戦力が見せた躍動感は、開幕戦にふさわしいものでした。強い印象を残したのは大谷選手だけではありません。トレード移籍の大引選手は6回に決勝打となる右前打を放ち、名実ともにファイターズ戦士に仲間入り。「ヒーローインタビューは明日に予約ね」という球団関係者の言葉に「あしたも頑張りますから、よろしくお願いします!」と満面に笑みを浮かべました。そして、大谷選手と行動を共にすることが多い同じルーキーの鍵谷選手も一打同点の場面で登板。2球で相手打者を中飛に封じ、初登板初ホールドを記録しました。

 北海道移転10年目のシーズンを白星でスタートしたファイターズ。新戦力と既存戦力が一体になって前に進む。その1ページに新しい歴史が書き込まれた瞬間でした。

武田勝投手 <3回1/3、球数45、打者17、安打5、三振1、四球1、失点2、自責点2>

「開幕だからと浮き足立つこともなく、自分らしい投球が出来ていたと思います。ああいう形での降板は残念ですし、この悔しさを次の登板で晴らしたいと思います。足の方は重いものではないと自覚しているので、次回に向けてしっかり調整します」

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