2013.04.16 TUE
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広報レポート <焦点が当たる日に>

 中盤までの緊迫感は、イニングを重ねるごとに薄らいでしまいました。チーム打率、本塁打数ともリーグ6位のマリーンズ打線に16安打4本塁打を浴びる展開で3-11の大敗。4月7日以来9日ぶりの本拠地札幌ドームで常に主導権を握られる内容に終わり、再び最下位に転落しました。

 その中で3試合欠場していた稲葉選手が右中間に今季初アーチをかけて復調の兆しを見せました。この日は自らのプレイヤーズスペシャル。コンコースに生い立ちを振り返る写真パネルやユニフォームが飾られた日に、4月5日以来の安打はルーキーイヤーから続く19年連続本塁打となり、直後にロッカーに引き上げてくる表情は久し振りにほころんでいました。

 2009年から続ける社会貢献活動「INABA JUMP PROJECT」を始めると関係者と協議して決めた翌日、延長12回裏にサヨナラ本塁打を放ってお立ち台で涙しました。安打1本につき1万円を積み立てて小児用の医療キットを北海道内の消防機関に贈る活動は、2012年度で予定した全70箇所への寄贈を終える形になり、試合前に贈呈式を行った背番号41。「稲葉ジャンプは僕の励み。少しずつ恩返ししていく気持ちは今後も変わりません」と、新たな内容で活動を継続していくことを明らかにしました。

 ベテランの一発に触発され、この日が21歳の誕生日だった西川選手は2本の二塁打を含む3安打をマーク。リーグトップとなる7個目の盗塁も決め、攻撃面では序盤の不振を脱した感があります。ファイターズらしさを取り戻すには先発投手の踏ん張りが不可欠。プレイヤーズスペシャルで焦点が当たる鶴岡選手のリードに期待がかかります。

多田野投手 <4回2/3、球数50、打者20、安打6(本塁打1)、三振2、四球0、失点4、自責点2>

「調子自体悪くありませんでしたが、結果的に劣勢にしてしまい申し訳なく思います。打球が当たったところ(左前腕部)は大丈夫です」

栗山語録

Q.厳しい試合になった一戦を振り返ると
「途中で交代を告げに行ったときに、ファンのみなさんが席を立たれる姿が見えて、こういう試合にしてしまって申し訳ない、すいません、そういう試合です」

Q.先発・多田野選手の交代も早かった
「ずいぶん(初登板まで)待ってもらった。うまく投げてくれたけど、こういう状況なんで、(相手に)先に行かれてしまうと苦しい。きょうはある程度全員で取りに行くと決めていた。あそこで勝負(交代)したけど、だめだったのは監督の責任です」

Q.中継ぎの入れ替えは
「明日、榎下を呼びます」

Q.稲葉選手にホームラン
「体の状態が良くなれば、バッティングも戻ってくると思っていたから。あのホームランで大きな流れが呼べると思ってたんですけど…」

Q.打線は復調気配
「打線は、このメンバーで点が取れると思ってるけど、いかに点を取られないようにするか、だから。監督の下手くそさ、というか、何とかしたい」

Q.明日は吉川選手が先発
「この前ひとつ勝ったし、明日は吉川らしいピッチングをしてくれると信じているんで」

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