2013.04.17 WED
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広報レポート  <これがファイターズスタイル>

 大黒柱としての自覚が、降板後にため息をつかせたのかもしれません。「やっぱり8回までは投げないとなあ」。同点に追いつかれた直後の6回に打線から2点の援護をもらったものの、7回に1点を奪われてその回で交代。アイシングを施しながらロッカーの椅子に腰をかけた吉川選手の表情から、満足感をうかがい知ることはできませんでした。

 昨年14勝を挙げ、MVPまで受賞した左腕の充実度は、7回2失点で満たされるものではありません。それでも、開幕投手・武田勝選手が離脱し、「少しでも長いイニングを投げないといけない」という強い思いはマウンド上で表現できたといっていいでしょう。5回までは走者を出しながらも無失点。今季の16試合中、立ち上がり3イニングで失点しなかった試合はこの日で3試合目です。早い回に得点を許さず、打線が先制する。そして、盤石の中継ぎ陣にバトンを渡す。栗山監督が「これがうちの戦い方なんでね」と話すように、手応えをつかむ試合運びができました。

 なかなか白星を続けられない状況ですが、全員で踏ん張って、ひとつひとつ戦っていくしかありません。この1週間は札幌ドームで戦うことができます。スタンドの後押しを得て、前に進み続けます。

吉川投手 <7回、球数110、打者31、安打7、三振4、四球4、失点2、自責点2>

「過去2回の登板に比べたら良くなってきた感覚はあります。ただ、6回に2点を取ってもらった時点で、8回までは投げないといけないですよね。3巡目から4巡目にかけて捕まったところがあるので、そのあたりはもっと工夫していかないといけないと思います。」

栗山語録

Q.先発の吉川選手が粘りの投球を見せました
「全然駄目だね。球は良くなっているけれど、吉川には高みを目指そうと言ってきて、本当の意味でエースになってもらわないといけないので。あいつには今年も厳しく行きます」

Q.杉谷選手の送りバントが先制点につながりました
「非常に精神的にプレッシャーがかかるところでしたが、超えてくれないといけない場面。一つ一つが生きてくるし、栄一(小谷野)が犠牲フライを打って生かしてくれた。1点でも先に取る試合を続けられたらと思います」

Q.二岡選手の犠飛も大きかったと思います
「二岡には今シーズン、まだ3打席しか与えていなくて、その中での準備、配球の読みは本当にプロの職人だなと思わせてくれますし、若い選手がこれをどう感じてくれるか、という思いですね」

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