2013.04.24 WED
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広報レポート <道北の星、デビュー>

 一軍復帰した金子誠選手が代打で中前打を放って出塁した6回に、浅沼選手に出番がやってきました。一塁ベース付近で屈伸して準備を整えると、次打者・小谷野選手の右前打で三塁へ進塁。そして、ホフパワー選手の左前適時打でホームを踏みました。

 一軍で初めてスコアに記載された記録は「得点」でした。そして、打線が機能したこともあり、打席は7回と9回に2度巡ってきました。プロ初打席は遊飛。しかし、9回2死では追い込まれながら弾き返し、二塁内野安打に。デビュー戦でプロ初安打も記録してみせました。

 プロ6年目。その風貌から同期で同い年の中田選手がつけたといわれる「ウーパー」というニックネームは、すっかりチームにも浸透しています。入団当初は投手でしたが、4年目に野手に転向しました。ファームでもなかなか結果が出ない中でも、黙々とバットを振り続けた男は、稲葉選手との入れ替えで初めての一軍昇格をつかんだのです。

 先制に成功し、先発・吉川選手が粘りながらもリードを守り続けてゲームを作りました。歯車のかみ合った試合運びが、浅沼選手に出場機会をもたらしました。旭川出身で生粋の道産子。ルーキー右腕の鍵谷選手が“道南の星”とすれば、こちらは“道北の星”です。「きょうだけじゃなくて、どんどんアピールを続けていきたい」。次の目標は地元北海道での試合出場、そして、ヒットを放つことです。

吉川投手 <6回、球数98、打者27、安打5、三振4、四球4、失点3、自責点3>

「内容どうこうより6回で交代するようではダメですね。8点も取ってもらったんだから完投しないと。リードしているとはいえ、申し訳ない気持ちの方が強いです。」

栗山語録

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