2013.04.25 THU
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広報レポート <理想的な展開>

 最後の最後、リリーフ陣の援護を受けた先発・木佐貫選手は試合後、ホッとした表情を浮かべながらも「うーん、ひと言でいえば『申し訳ない』です」とつぶやきました。完封目前の9回、先頭打者から4連打を浴びて交代。それでも、8回まで試合を作ったことは高く評価されるべきでしょう。

 1回に先制してもらってから上がったマウンドで、決め球のフォークボールが抜群のキレを見せました。3回まで4奪三振。一人の走者も許さずに3回までの立ち上がりを乗り切った先発陣は、今季23試合目でこの日の木佐貫選手が初めてでした。打線は最近14試合中10試合で先制に成功しているだけに、勝敗に直結するのは先発陣の内容次第という状況。さらに、先制して先発が3回まで無失点に抑えれば6勝1敗という結果を残せていることを考えると、この日の試合はまさに理想的な展開に持ち込めたということができます。

 この日4安打の中田選手が先制打と中押し打。2番に入った大引選手も開幕戦以来となる適時打を放ちました。そして、7回にはアブレイユ選手がリーグ単独トップとなる2試合連続アーチとなる7号2ランでダメ押し。一発浴びれば逆転サヨナラとなる3点差の9回1死満塁で登場した守護神・武田久選手が完ぺきに抑え、しっかりと勝利をモノにしました。

 4カードぶりのカード勝ち越しを決め、ゴールデンウィークに突入。ヒーローインタビューを受けた中田選手は「ファンのみなさんの後押しを受けて、ファンのみなさんと一緒に戦いたい」と話しました。まずは27日から本拠地・札幌ドームでの3連戦。スプリング・フェスタから本格的に勢いに乗りたいところです。

木佐貫投手 <8回0/3、球数113、打者31、安打7、三振9、死球1、失点2、自責点2>

「チームが勝ててよかったですが、ブルペン陣に負担をかけてしまって申し訳ない気持ちです。」

栗山語録

Q.3試合連続で先制点
「なかなかタイムリーが出ない中でダイカン(陽選手)と翔(中田選手)が頑張らないといけないと思っていたからね。二人ともフォアボールで出塁したところも意味のある内容だった」

Q.木佐貫は完投こそ逃したが試合を作った
「修正してくれたね。ああいう内容で投げられれば、交流戦に入っていくと少ないピッチャーでやることになる中で、野手にも安心感を与えられる。本当は最後まで投げさせてあげたかったけど」

Q.中田選手が4安打2打点
「追い込まれても状況に合わせて打てるし、幅を広げている。チームのためにやるという意識が見られるし、稲葉がいない中でやってやろうという姿がね。意味があるよね。これを続けていくことだね」

Q.今季2度目のカード勝ち越し
「ホントにホークス相手には苦しんでいるところがあったけど、こういう形で戦えた。勝ったことが大きいとかじゃなくて、活かしていかないといけない」

Q.武田久選手が最後を締めた
「素晴らしかった。さすが守護神だと。出し方は迷惑掛けてしまったけどね」

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