2013.04.29 MON
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広報レポート <思いとは裏腹に>

 1球でゲームプランが大きく崩れてしまいました。1回表無死一塁、ファイターズ先発の中村選手が投じた直球がバントの構えをしていた川端選手の頭部を直撃。わずか6球で危険球退場となり、急きょ乾選手が登板しましたが、3回までに10安打を浴びて12失点を喫し、栗山監督下で初の5連勝と勝率5割復帰はお預けとなりました。

 開幕から3連敗で迎えた中村選手にとり、今季4度目の先発マウンド。「チームのいい流れを切らないよう、打線にいいリズムを与えられる投球ができれば」と意気込みましたが、先頭打者の坂口選手に右前打を許す立ち上がり。簡単にバントをさせまいと内角を厳しく突いた球が危険球になり「何も仕事が出来ませんでした。後ろの投手に負担をかけてしまい申し訳ないです」と反省の弁に徹していました。

 今季ワースト失点により大味な展開となりましたが、選手は最後まで可能性を信じて全力を尽くしました。6回の守備では西川選手が一二塁間を破りそうな打球に追いついて一塁アウトにすれば、続く伊藤選手の右前へのフライを背走しながらキャッチ。4回以降登板した矢貫、鍵谷両選手もピンチをしのいで6イニングを無失点に切り抜けました。

 野手全員を使い切って最後まで手を尽くす中、9回1死から金子誠選手が代打で登場し、今季の札幌ドーム初打席で左前打を放って大歓声に応えました。この日は大敗に終わりましたが、2カード連続の勝ち越しで上昇気配が漂い始めたファイターズ。戦力が整う5月反抗へ、仙台、所沢と続く遠征に出発します。

栗山語録

Q.序盤から苦しい戦いに
「ほんとに申し訳ありません」

Q.乾選手は難しい登板だった
「あそこ(1回)はしょうがない。ただ、そのあとはね。乾の力は信じているし、勝ちパターンのピッチャーが一軍に上がって最初にああいうところで登板しないといけなくなって申し訳ないと思う。ただ、乾も頑張らないといけない。信頼しているから厳しく言いました。これを活かしてほしいと」

Q.矢貫、鍵谷両選手は無失点
「投げづらい状況で矢貫はよく頑張った。鍵谷もね。いずれ長いイニングを投げさせようという可能性をずっと考えている。3イニング投げられたわけだし」

Q.ビジター6連戦をどう戦う
「きょうからの7試合は大事だと思っていた。だから、よけいに明後日からの6連戦は大きな意味を持ってくる。必死にやらないといけない。後先考えず、全員行ってもらうつもりでいます」

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