2013.06.09 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
1
0
5
2
1
0
0
0
0
1
0
1
0
1
1
0
0
R
H
10
11
4
8

広報レポート <誰も歩んだことのない道>

 ウイニングボールを一塁側スタンドに投げ込もうとした大谷選手を、周囲が大声を上げて止めました。7回から3イニングを締めた谷元選手がプロ初セーブをマークした記念球は無事に本人の手元へ。初々しさの残る18歳ですが、この日は2本の二塁打で打点1を挙げ、神宮2連勝に大きく貢献しました。

 1-0の2回。先頭で打席に立つとプロ初アーチにあと50センチという左翼フェンス直撃の二塁打で出塁。今浪選手の右前適時打で2点目のホームを踏みました。敵失が続出して4点を追加して迎えた4回2死二塁でも、真ん中の直球を左中間に弾き返して勝利を手繰り寄せる7点目を叩き出しました。

 21安打のうち二塁打が陽選手に次いでチーム2位の10本目。「1本目は野手に捕られると思いました」という言葉は、低い弾道でも打球に伸びがあったことの裏づけです。それでも本人は「中田さんの調子がいいので、気楽に打席に立たせてもらえているお陰」と先輩への心遣いを忘れません。

 6月1日に投手としてプロ初勝利を挙げて以降、17打数5安打と結果を残し、6月11日にはイースタン・リーグのジャイアンツ戦(鎌ケ谷)に登板します。誰も経験したことのない道を歩み続ける背番号11は「打撃の調子が良ければ、投球にもいい影響があると思っています」。武田勝選手の5月19日以来となる3勝目をアシストした後は、0勝2敗と未勝利のファームで初勝利を目指します。

武田勝投手<6回、球数93、打者25、安打5(本塁打2)、三振1、四球3、失点3、自責点3>

「とりあえず6回まで投げることが出来、最低限の仕事を果たせたかと思います。今日は本当にバックに助けてもらいました。一つずつ、自分の中の課題や壁を乗り越えていきたいと思います。この後は全力でチームを応援します」

栗山語録

Q.武田勝選手が久しぶりの勝利
「マサルがちゃんと投げてくれるという安心感がみんなにあって、そういうところからつながっていくんでね」

Q.大谷選手がフェンス直撃を含む2安打
「入らないねえ(笑)。見ていて疲れてはいるけど、バッターというのはそういうときに丁寧にコンタクトするから」

Q.小谷野選手が途中交代
「大丈夫。試合中に本人と話したけど。ハリは(下半身の)左側全体的にかな」

Q.連勝でホームへ戻ります
「きょうはミスもあったけど、きちっとした野球をやりながらでも次につながらないというのがある。こういう試合を活かして、イケるんだというところまで持っていかないと。残り5試合最後だと思ってやるしかない」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート