2013.06.12 WED
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広報レポート <初回の攻防>

 4連勝で北海道に乗り込んできたタイガースの勢いに飲まれた形の一戦でした。初回の攻防が明暗を分けてしまったといってもいいでしょう。先発・吉川選手はいきなり安打で出塁を許すと犠打から適時打を浴びて失点。今季ここまで10試合で1試合しか先制を許さず、初回の失点も1試合だけという左腕が出鼻をくじかれ、リズムに乗ることができませんでした。一方で攻撃陣は先頭の陽選手が32試合連続出塁となる四球を選んだものの無得点。後手を踏む展開となり、伸び伸びとしたプレーをなかなか見ることができませんでした。

 連勝中に見られた打線のつながりも見られず、連打は5回の1度だけでした。中でも3番から6番の中軸で16打数1安打という元気のなさは気になるところ。突き抜けそうで突き抜けない。投打の歯車が噛み合う試合が続かないことが悩みです。交流戦に入って3連敗こそありませんが、4連勝もなし。長いシーズンの中で大きなカギを握るといわれる交流戦で勝率5割前後を行き来する状況が、今季の苦戦を物語っています。

 統一球の問題が明るみに出たとはいえ、基本的な戦い方が変わるわけではありません。リーグ戦再開後につながっていく戦いが求められる交流戦残り4試合。まずはセ・リーグ首位チームに対する連敗ストップから始めるしかありません。

吉川投手 <5回、球数84、打者24、安打7(本塁打1)、三振4、四球1、失点5、自責点5>

「中軸の前に走者を出し、ピンチで粘り切れずに失点を重ねてしまい、チームに申し訳なく思います」

栗山語録

Q.先発の吉川選手が5回5失点で降板しました
「球自体悪くない中で吉川も試合を作る気持ちでマウンドに上がったと思うんでね、この悔しさを生かしてくれればいいと思います」

Q.スタンリッジ選手の前に打線は1点を奪うのがやっと
「ピンチを背負ってもコントロールがビシビシきていました。アブとか中田とかいい打者を迎えたところで丁寧に投げさせてしまったのが分岐点。そういう場面でプレッシャーを感じさせられなかったですね」

Q.陽選手が右ふくらはぎの張りで途中交代しました
「心配ですね。明日状態を見て(起用を)決めます」

Q.モルケン選手が2回を完全に抑えたことは好材料
「きょうのような投球が出来れば、勝ち試合の中でも安心感があると思います」

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