2013.07.01 MON
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広報レポート <雰囲気に飲まれずに>

 守護神の派手なガッツポーズが全てを物語っていました。1点差の9回裏2死満塁、最後の打者、細川選手を空振り三振に仕留めた武田久選手は右の拳を固めて2度、下から突き上げました。3回表を終えて6-1と最大5点リードを追いつかれ、4時間50分の激闘。22人が出場する総力戦の末、ホークス戦5連勝で勝率を再び5割に戻しました。

 決勝点は7回。2死満塁でここまで3安打1死球と全打席に出塁していた陽選手が、カウント3-2から内角高めのストレートを見送り、押し出しの四球を選びました。打って決めたい場面で私欲に走らず、やや制球を乱していた千賀選手のボールを冷静に見極めました。「みんなで勝ち取った1勝。これを取れた意味は大きいですね」と噛みしめるように話す様子が印象的でした。

 2003年まで本拠地を置いていた東京ドームは、今年も主催8試合を開催しますが、今回はビジターゲーム。「鷹の祭典」と銘打ち、4万6671人で膨れ上がったスタンドは9割が相手ファンで、地鳴りのような応援が覆いかぶさってきました。序盤の大量リードを守り切れない一因になったかも知れませんが、完全アウェーの状況を打ち破っての勝利は陽選手の言う通り、今後に向けても大きな意味を持つことでしょう。

 乱戦の中でも、救援陣は5回以降を無失点でしのぎ、流れを渡さない頼もしさを発揮。14勝6敗の勝率7割と、圧倒的な強さを誇った6月の勢いは月が替わっても持続し、一日置いて福岡へ乗り込みます。

武田勝投手 <3回1/3、球数81、打者20、安打7(本塁打1)、三振2、四球2、失点6、自責点5>

「せっかく大量点を取ってもらったにも関わらず、情けない内容になってしまって申し訳ないです。まだ同点ですし、勝利を信じて応援します。」

栗山語録

Q.総力戦での勝利となりました
「いろんなミスはあったけど、こんな空気の中でよく粘った。反省するところは反省して、でも、負けなかったことに意味があるから。勝率5割まで行って、昨日やられたから、きょうは本当に大事な試合だった。強いホークスを相手にこうやってぶつかっていける。あさってからまた落ち着いてやりたい」

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