2013.07.03 WED
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広報レポート <69試合ぶり貯金生活>

 選手宿舎に戻ったのは日付が変わる直前でした。それでも選手の表情からは笑みや安堵が浮かんでいました。「これだけ長い試合やって、負けたらどれだけ疲れがたまることか」。誰かが発したひと言が、全員の思いを代弁しているに違いありません。延長11回、試合時間、5時間2分。全員で死力を尽くしてもぎとった大きな1勝でした。

 序盤から両軍とも走者を抱える試合展開に。3-3で延長に突入し、迎えた11回に勝負が決しました。決めたのは4番・中田選手。1死一、三塁のチャンスで左前にしぶとく運び決勝点を叩き出しました。これで今季13度目の勝利打点。両リーグ断トツトップの“決め手”を誇る主砲は、それまで5打席で2四球だけでしたが、唯一得点圏に走者を置いた場面できっちりと結果を出して見せました。勝利後のヒーローインタビューもチームトップの9回目。「まだまだチームの力を出していない」と気を引き締めました。

 その中田選手をして「きょうはダイさん(陽選手)の日でしょう」と言わしめたように、リードオフマンの猛打はこの日も止まりませんでした。一発を含む5打数4安打で、連続猛打賞記録を球団タイ記録の4試合に。また連続得点試合も7に伸ばしたのは、“陽が出てクリーンアップで返す”という理想の試合運びを実現させている証拠にもなっています。

 チームは最近17試合で14勝3敗。最大10あった借金を一気に完済するどころか、一ヶ月たらずで開幕戦以来となる貯金を作るに至りました。上昇気流に乗り、さらに白星を増やしていきたいところです。

ウルフ投手 <5回1/3、球数97、打者26、安打9、三振3、四球1、死球1、失点1、自責点1>

「ヒットはたくさん打たれたけど、我慢して1点に抑えられた。守備に助けられたし、ピンチを抑えてくれたイシイにも感謝したい。この後はチームの勝利を信じて応援します。」

栗山語録

Q.5時間を超えるロングゲームを最後にものにしました
「時計をしていないから時間を気にすることはなかったです。そういうことにとらわれず、最後まで諦めないで一生懸命に全力を尽くしてくれた選手に感謝します」

Q.決勝点を叩き出したのは中田選手
「強振せずに配球を呼んでコンパクトに行く、と今シーズンやってきたことの成果が出た形。(4試合ぶりに)守らせて欲しいと本人が言ってきて止めたんだけど、周りのコーチが大丈夫と言ったんで守備に就かせました。自分で守りから攻めというリズムを作っていたし、翔にとって意味のあるゲームになったと思います」

Q.最後を締めたのは鍵谷選手でした
「リーダーの資質があって、いつの日かあそこのポジションを任せられる投手になってもらいたい。(3番からの)一番難しいところだったし、自信にしていってほしいですね」

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