2013.07.05 FRI
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広報レポート <7月初黒星>

 “次の1点”を入れた方が勝利をたぐりよせる――。そんな緊張した状況が、6回に1点を勝ち越されてから続きました。そして明暗を分けたのが8回の攻防でした。2イニング目に入った鍵谷選手が先頭打者の安打と2四球が絡み3失点。4点を追うことになった直後の攻撃では1死満塁と反撃のチャンスを作ったものの、頼れる4番・中田選手が痛恨の投ゴロ併殺に倒れました。

 1回に4試合ぶりの出場となったアブレイユ選手が先制打。しかし、2回以降はバファローズ先発・マエストリ選手から打ったヒットは1本だけ。一方で、ファイターズ先発・吉川選手は6回まで苦しいピッチングが続き、チームにリズムを呼び込めませんでした。防御率3点以下という水準以上の内容を残してはいても、今季6勝6敗と“貯金”ができない状態。「交流戦に入ってから上がってきている感覚はある」と話すエース左腕は、後半戦への向けて打開策を練るつもりでいます。

 午前中に遠征地・福岡から空路で札幌に帰還。練習時間を短縮して試合に臨んだ一戦でした。8月の下旬まで、札幌ドームでのナイターは移動後に行われるという日程が組まれています。たしかに過酷なスケジュールではありますが、そんな中でも結果を残し続けてきた矜持がファイターズの選手にはあります。攻撃陣は8回と9回に合計5安打と最後まで諦めない粘りを見せました。前日の試合で先発し、勝ち投手となった大谷選手も9回に代打出場。空振り三振に倒れたとはいえ、疲れを見せることなく19歳の誕生日にグラウンドに立ちました。

 4試合目で7月初黒星。仕切り直して再び快進撃に挑みます。

吉川投手 <6回、球数110、打者27、安打8、三振4、四球2、失点2、自責点2>

「調子は普通でした。最後の回(6回)、あと1アウトから粘れませんでしたね。リズムが悪く、攻撃にいい流れをもたらすことができなくて申し訳ないです」

栗山語録

Q.8回の攻防が勝負を分けました
「鍵谷はここまで前に進んでくれているし、勝負してやられることもある。それも鍵谷の宝物にしてほしいと思います。(8回裏1死満塁のチャンスで無得点に)1点でも取れればまだまだ試合が動くと思ったけれど。ずっといい試合をしてきて、やられれば悔しいし、明日断ち切ってやります」

Q.福岡からの移動ゲームでコンディションの面で厳しかったのでは
「それはオリックスも同じなんだし。ホークス3連戦が全て長い試合だったけれど、(連勝してきた)その流れでいい試合にしたかったですね」

Q.先発の吉川選手は2失点で踏みとどまりました
「大黒柱なんでね。マエストリもよかったのでどこまで我慢できるかだったけれど、悪いなりに先に行かれたくないという姿勢は見えました」

Q.順位は5位に下がりました
「全く気にしていない。上位との差をキープして、どこかのタイミングで一気に行ければいいんで、ここからが大事。やられた次の試合でマイナスをプラスにしていけるよう頑張ります」

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