

広報レポート <我慢のしどころ>


最後まで得点の糸口を見出すことができませんでした。4点を追う9回、3番アブレイユ選手からの好打順もクリーンアップが3者連続三振。わずか4安打に打線が封じ込まれて最下位のバファローズに連敗を喫し、札幌ドームに戻った2日間で貯金を吐き出す形となりました。
相手先発の井川選手に対し、2回1死二、三塁と4回2死一、二塁のチャンスを作りました。打順が下位に向かうところであと一本が出ず。前カードのホークス戦で3試合2桁安打を放った打線が本拠地で湿りがちになり、バファローズとの対戦成績も3勝7敗とやや組みにくしの状態に陥っています。
先発した木佐貫選手にとっては古巣との初対戦で11安打と打ち込まれる形になり、6回途中で無念の降板となりました。「意識しすぎることなく、普段通り先頭を打ち取っていきたい」と平常心を強調してのマウンドでしたが、李大浩選手にフォークを狙い済ましたように打たれて1本塁打を含む2安打2打点を献上。さらに8番伊藤選手の2点適時打を浴び、勝負所での下位打線に対する投球でも明暗を分けてしまいました。
敗戦にあって、ファームから上がってきた河野、乾両選手が2試合続けて無失点の投球を見せ、ブルペンの厚みを増してくれそうな期待感を漂わせます。シーズンの折り返し点を通過し、疲労の蓄積も当然あるこの時期。ファイターズらしいつながりのある野球で、再び遠征に出る前に悪い流れを断ち切っておきたいところです。
木佐貫投手 <5回1/3、球数99、打者26、安打11(本塁打1)、三振4、四球1、失点4、自責点4>

「先に点を取られ、粘り切れず申し訳なく思います」
栗山語録

Q.バファローズ・井川選手を攻略できず完封負け
「しっかり受け止めて明日から頑張ります」
Q.木佐貫選手が踏ん張れませんでした
「あれだけ打たれても粘っているところはあった。いままで頑張ってきているし。ただ、点を取ってあげたかったね」
Q.チャンスで一本が出ませんでした
「誰がどうかということではなくて、0点では勝てないから」
Q.明日は中村勝選手が先発です
「明日1日みんなで全力で必死に戦うしかない」