2013.07.07 SUN
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広報レポート <星に願いを>

 スタンドに投げ込むボールにサインを書き込む際、日付を確認した大谷選手は「そうか、きょうは七夕ですね」と笑みを浮かべました。連敗を挟んで3試合ぶりの勝利。その前後、つまり“2勝連続”でヒーローインタビューを受けた直後のことでした。2勝連続は珍しいことではありません。しかし、このケースはおそらく史上初なのではないでしょうか。前回が投手として、そして、今回は野手として、だったからです。鶴岡選手の押し出し死球で1点をリードして迎えた3回でした。2死満塁。初球の低めストレートを逆らわずに弾き返すと、打球は深々と左中間を破っていきました。走者一掃の適時二塁打。「前の打席でスライダーにタイミングが合っていたのでストレートが来るだろうと狙っていました」。一年前は高校球児として汗を流していたとは思えない冷静な判断力を打者としても見せつけ、一気に流れをファイターズに引き寄せる一打を放ちました。

 5日の誕生日に代打出場で空振り三振に倒れ、前日6日は出場機会なし。19歳初スタメンでしっかりと結果を残しました。「いいところで打てたことがうれしい」。プロの世界に年齢は関係ない。チャンスを生かすかどうかがすべて。だからこそチームを勝利に導いたことを何よりも喜びました。

 七夕の願いを短冊に書くとしたら――。「“優勝”ですね。その中で自分の力を出せれば」。投手でも野手でも目指すものは同じ。勝つことにこだわるルーキーは、今までとはひと味違う、大人びた精悍な表情を浮かべていました。

中村投手 <4回2/3、球数88、打者21、安打4、三振4、四球3、失点1、自責点1>

「最初はリズムよくいけたんですが、点を取ってもらった後の4回ですね。あそこですんなりいけるかどうかがいいピッチャーかそうでないピッチャーかの違いだと思います。早いイニングで中継ぎのみなさんに負担をかけないといけなくなって申し訳なく思います。きょうの反省を活かせるようにまた練習します。」

栗山語録

Q.大谷選手の満塁一掃の一打が効きました
「1打席目も満塁で打てなかったけれど、しっかり振ることが出来ていた。西から(チームとして)タイムリーがなかなか出なかったし、打つと思って使っているのだけれども、まあ大したものですよね」

Q。中村選手は勝利投手の権利目前で交代
「3回までの投球を見たら間違いなく前に進んでいる。でもローテーションの投手にしなければいけない使命を負っている訳で、あそこ(5回の3連打)で一気にやられる可能性もあったので。勝ちを一つ奪われたことを忘れるなと、マサルには言いました」

Q.明後日からは首位イーグルス戦です
「それは全然考えていない。マー君(田中選手)には全然勝っていないし、必死になって全力でぶつかります」

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