2013.07.09 TUE
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厚い壁に跳ね返されて

 難攻不落の相手を最後まで打ち崩すことができませんでした。中盤までに5点を追う展開になり、開幕から無敗のイーグルス田中選手に対して重いビハインドを負うと、打線は散発の4安打に押さえ込まれて零敗。田中選手との対戦は2011年8月以来勝利がなく、今季も4戦全敗と苦手意識を払拭できず、勝率は再び5割に逆戻りしました。

 打ちたいという力みが威力ある投球を弾き返す妨げになると、「脱力」をテーマに挑んだ一戦。しかし、早いカウントから打ちに行くものの打球が前に飛ばず、追い込まれて窮屈なスイングを強いられる場面が目立ちました。2四死球で出塁した大谷選手でしたが、7回2死一塁の3打席目は遊ゴロに打ち取られ「コースにきっちり投げられましたし、走者を置いてからのギアの入れ方はさすがでした」と脱帽しました。

 その大谷選手は6回1死で右前打をさばくと、一塁走者を三塁への好送球でアウトに。8回も右越え打を放った松井選手を二塁手前で刺し、1試合2補殺で4万人を超えたスタンドの度肝を抜きました。

 ファームと3選手を入れ替えた試合で、8回に代打で登場した赤田選手がファウルで粘った末に中前打を放ち、鎮まるベンチを沸かせたことは今後に向けて明るい材料になります。開幕12連勝を達成した田中選手は確かに高い壁ですが、この先の重要な時期を見据えて何としてでも打ち破らなければいけないことは全員が感じています。首位イーグルスの進撃を阻むべく、仙台での2連戦に前年覇者としての意地を見せます。

武田勝投手<4回2/3、球数86、打者21、安打6(本塁打2)、三振1、四球1、失点5、自責点5>

「全体的に球が高く、自分のピッチングが出来ず申し訳なく思います。原因を究明して、次は結果を残せるよう頑張ります」

栗山語録

Q.序盤の失点が誤算でした
「きょうの試合はマー君が相手といっても、まずは相手を抑える勝負だったわけだから。先に点を取られるとなかなかね。この悔しさをしっかりと持って、次は何とかやっつけられるようにしたい」

Q.足を絡めた攻撃もありました
「うまくいかないこともあるんだけど、動き回らないとね。何とか接戦に持ち込もうと」

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