2013.07.10 WED
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広報レポート <ニュースラッシュの一日>

 初めて踏むKスタ宮城のグラウンドで、みちのくが生んだルーキーが記念すべき一歩を印しました。2-1の4回1死三塁、イーグルス永井選手の内角直球を捉えた大谷選手の打球が右翼席中段で大きく弾みました。92打席目でのうれしいプロ初アーチに「本当はもっと早く打ってチームを助けたかった。本塁打のない打者は投手から見て怖くないので」と、投手目線で自らを分析し静かに喜びを表現しました。

 東京から仙台への移動中、昨年ファイターズのキャプテンを務めた田中賢介選手(ジャイアンツ)がメジャー初昇格を果たし、初安打をマークした一報が新幹線の車内を駆け巡りました。不慣れな左翼でのデビューで好守を見せたことに、皆我が事のように喜び、元同僚を称えました。入れ替わりで入団した大谷選手は直接の面識はないものの、春の沖縄キャンプ中、関係者を通じてビデオメッセージを贈られて1年目からの活躍を期待する言葉をもらっていました。その二人がそれぞれの舞台で新たな一歩を踏み出したのも、何か縁を感じざるを得ません。

 記念日となったのは他にもいました。7回に左中間へ痛烈な当たりを放った稲葉選手は、通算422二塁打となり歴代5位で王貞治氏と並ぶ記録を打ち立てました。3点リードの9回は武田久選手が3人でピシャリと抑えてプロ野球11人目の通算150セーブをマーク。宿舎に戻り、全員で食事会場に集まると、武田久選手の偉業を称えて乾杯をしました。始まりがあれば、節目の数字ありと1勝以上の重みを感じる一夜になりましたが、これも一つの通過点とし皆で次の1勝に向かいます。

ウルフ投手 <7回2/3、球数93、打者28、安打4(本塁打1)、三振3、四球2、失点1、自責点1>

「相手打線に左打者が並んでいたので、インコースのカットボールを有効的に使い、とにかくゴロを打たせることを心掛けました。打線が援護してくれたお陰で、終盤までリラックスして投げることが出来ました」

栗山語録

Q.大谷選手がプロ初アーチを放ちました
「遅かったねえ(笑)。ずいぶん前から本人には『ホームランを見たい』と言ってきたんで。普通に打てばあれだけ飛ぶということ。それをファンの方々に見てもらえたから良かったね。でも、まだこれからだと思います」

Q.武田久選手は通算150セーブ
「オレの中では500セーブくらいしてる感じ。150セーブの前にセットアッパーをやってもらっているし、これは何百セーブという価値がある。そういうのが彼の凄さ。絶対的に信頼しているし、これからも大切に使っていきます」

Q.稲葉選手も通算二塁打で王貞治氏に並びました
「チームのため、人のために何とかしようとする姿だよね。人としての大きさが伝わってくる。そういうところを若い選手に教えていってほしい」

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