2013.07.15 MON
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広報レポート <うっ憤晴らし>

 これまでのうっ憤を晴らすように、甘いボールをフルスイングで弾き返しました。打球は大きな弧を描き、左翼席へ飛び込んで行きました。ニコリともせずにダイヤモンドを一周したものの、チームメートからの出迎えにようやく白い歯がこぼれました。26打席ぶりの安打。その一本が貴重な先制本塁打となりました。「気持ちよかったです」。明るい陽選手が戻った瞬間でした。

 第1打席で安打を放ったのは、ここまでの80試合中20試合。その20試合中11試合ではマルチ安打を記録しています。第1打席で打てば波に乗る男は、この日も1本では終わりませんでした。2回1死一、三塁の第2打席ではバックスクリーンへ飛び込む14号3ラン。2打席連続本塁打で文句なしのヒーローとなった切り込み隊長は、前日の試合で代打を送られていたこともあり「みなさんに迷惑をかけました。スイマセン」とお立ち台で頭を下げました。

 連敗でスタートした【WE LOVE HOKKAIDO シリーズ】も連勝で4試合を終了しました。イベントの一環として行われた『なまらうまいっしょ!グランプリ』では、陽選手が応援大使を務める猿払村の「ホタテめし」が見事に優勝。「応援大使としてもうれしい」と話すなど、PR役としての役割をしっかりと果たしてみせました。今季初のスタメン全員安打、今季最多タイの18安打に最多の14得点。陽選手の先頭弾に引っ張られるように、打線が大爆発しました。この勢いを17日の函館開催でも見せてくれるに違いありません。

武田勝投手 <6回、球数73、打者21、安打2、三振2、四球1、死球1、失点1、自責点1>

「野手の方々から大量援護をいただき、自分なりに最低限のピッチングが出来ました。まだいい球悪い球ありましたが、大野がうまくリードしてくれて最近の中ではいい部類のピッチングだったたんじゃないでしょうか。後半戦、チームに貢献できるようしっかり調整したいと思います」

栗山語録

Q.今季最多の18安打14得点と打線が奮起しました
「内容は別として、前半もう一つ取れば(勝率)5割を越えて後半戦が迎えられる可能性があったので、そういう意味で今日取れたことは良かったです」

Q.援護を受けた武田勝選手が1失点と好投
「まだまだ勝らしさが完全に出ていたとはいえないけれど、試合を作ってくれましたし、後半やってくれるという兆しを見せてくれたと思います。開幕投手をお願いしたシーズンですし、後半戦、勝らしく投げてくれると信じて任せていきます」

Q.中島、大野選手の下位打線がいい形で上位につなぎました
「卓のようにあれだけ守れる選手が前に進むことがチームの財産になるし、そうすることがこのチームの使命。課題はまだまだあるけれど、打つ方も前に進んでくれていると思います。奨太も自分らしくゆとりが出てきた。下位から上に回せば点になるし、これからも普通に力を出してほしいですね」

Q.屋宜選手も初登板を果たしました
「恐らく自分が監督になって初登板の投手を勝ち試合に使ったのは初めて。点は取られたけれども球自体は良かったし、打たれたことも勉強。あれだけの真っ直ぐを生かすためにも変化球の精度を上げるという課題がはっきりしたので、次に生かしてほしいと思います」

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