2013.07.24 WED
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広報レポート <後輩には夢を、後輩からは刺激を>

 3回までパーフェクトに抑えられていた相手チームのエースから執念の1点をもぎ取ったのは、ルーキーの一打でした。4回2死走者なしから稲葉選手、中田選手の連打で二、三塁に。絶好のチャンスで大谷選手が打席に立ちました。追い込まれながらも低めの難しいボールにバットを合わせると、打球は中堅の手前でワンバウンド。稲葉選手を本塁に迎え入れました。大谷選手は7回にも遊撃への内野安打で出塁。今季10度目のマルチ安打も記録しました。

 プロ野球がオールスターブレイクや後半戦に突入するのと時を同じくして、高校球児は夏の甲子園へ向けて激闘を繰り広げています。オールスター第1戦が行われた19日は、北北海道大会決勝戦の日。丸刈りの高校球児がプレーする姿をロッカールームのテレビで観戦した際には、感慨深そうにこう話しました。「一年前はこういうところで野球をやっていたんですよね。プロに入ってから高校野球を見るとなんだか新鮮ですね」。そして、この日は母校・花巻東が8回逆転で岩手県大会決勝に進出。その一報に「今年も逆転の花巻東は生きてました」と笑みを浮かべました。“二刀流”として野球界に新たな風を吹き込んだ19歳。全国の後輩たちに夢と希望を与えると同時に、自らは後輩たちから刺激を受けているようです。

 試合前、栗山監督は全体ミーティングで選手に語りかけました。「勝ち負けよりも、後悔しない一日を送ろう。残り62試合、ずっとそうやってプレーできれば必ず最後にみんなで笑えると信じている」。後半戦は黒星スタートとなりましたが、全力で戦う姿勢は崩しません。プロ野球選手も高校球児も。野球を志すものとして、それは普遍的なものに違いありません。

ウルフ投手 <6回、球数104、打者27、安打9、三振3、四球1、失点3、自責点3>

「徐々に自分のピッチングができるようになったことを考えると、1回2回にリズムよくいけなかったのが残念だね。ただ、きょうも堅い守備で盛り立ててもらえたので、守備陣には感謝したい。この後は逆転を信じて応援します。」

栗山語録

Q.先発のウルフ選手が立ち上がりに3失点
「球自体は悪くなかったのに少し力んだ感じでしたね。金子を相手にする時は我慢が必要で、初めに点を与えるとペースをつかめない典型的な試合。次はこういう展開にしないようにします」

Q.金子選手に対してチャンスを作りながら攻めきれず
「それなりにチャンスはあったけれど、中々取らせてもらえない相手。誰が悪いとかではなく、まず先に点を与えてしまうとこちらの形で戦えないので、その辺りですね」

Q.大谷選手は5番でチーム唯一の打点をマークしました
「色々考えて、まあイメージ通り。でも負けたら何もならないのでね」

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