2013.07.27 SAT
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広報レポート <思いのこもったボール>

 攝津選手の術中にはまった打線は、最後まで攻略の糸口を見つけることが出来ませんでした。3回に中島選手が右中間二塁打を放って以降、無安打に抑えられると9回の代打攻勢も実らず。8回に決定的な2点を奪われたことも重しとなり、2安打零敗により連敗が5まで伸びてしまいました。

 数少ない光明を見出すとすれば、先発のケッペル選手が復帰後最長イニングとなる6回を投げて4安打1失点と粘りの投球を見せたことが挙げられます。2回にラヘア選手に適時二塁打を打たれたものの、3回まで8人の出塁を許しながらも得意の動くストレートを駆使して最少失点に切り抜けました。

 今季初登板となった7月14日のマリーンズ戦で5回2失点と好投し、初勝利を飾った背番号31。その試合で1回を3人で片付けると、井口選手を投飛に打ち取ったボールをリハビリ担当の中垣トレーニングコーチに渡しました。「自分もこうして投げられたので、一緒に復帰を目指した(斎藤)佑樹に渡してください」。懸命に支えてくれた周囲に感謝し、次は自分が勇気付ける番だと心得て2度目の登板に臨んでいたのです。

 ケッペル選手の行動に表れるように、野球は心と心を通じ合わせて全員が一つの方向に突き進むもの。思うように行かない時は個人で局面を打開すべく悩んでしまいがちですが、次へどうつなげるかを考えていけば流れが生まれるかも知れません。混戦パ・リーグにしがみついていけるか、明日の試合にチャンピオンチームの意地が見たいものです。

ケッペル投手 <6回、球数82、打者26、安打4、三振1、四球2、死球1、失点1、自責1>

「久し振りに6回まで投げることが出来ましたし、最低限自分の仕事は果たせたと思います。体も問題なく、(故障する)以前のようにしっかり集中して試合に臨むことが出来ました」

栗山語録

Q.打線に元気がありませんでした
「結果的に点を取れていないわけだから。攝津は良かったけど、何ともできなかった」

Q.ケッペルは6回1失点
「ファームでは球数がいくとしんどそうだったけど、心配なさそうだね」

Q.紙一重というところ
「紙一重というか、早めに追いついていければと。十分にできる可能性のあった試合だった。いろんな要因はあるんだけど、それは結局のところ監督のせいなんで。何とかしていかないと」

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