2013.09.15 SUN
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広報レポート <辛いなんて言えない>

 6回に5点のリードを奪った試合は、まさかの無情な結末を迎えました。じりじりと追い上げられ9回に同点とされると、11回に8番手の鍵谷選手が長谷川選手に右中間を破られて痛い痛いサヨナラ負け。非常事態に備えて稲葉選手と飯山選手がブルペンで投球練習を行う中、4時間48分の長丁場に終止符が打たれました。

 開幕から遊撃の定位置にいた大引選手が、蓄積疲労と右ひじの痛みにより欠場を余儀なくされました。そんな時こそ皆でカバーしようと6回に打者10人を送る猛攻で5点を勝ち越しました。先発の大谷選手も6回途中まで3失点で踏ん張ったものの、救援陣が持ちこたえられず。投打かみ合わない、今シーズンを象徴するような展開になりました。

 この日、神戸で難病と戦う5歳の男の子がご家族や、支援する団体とともに観戦に訪れました。バファローズ時代から応援する大引選手と試合後、三塁側ブルペンで面会してキャッチボールやトスバッティングをして交流のひと時を持ちました。無邪気な様子は居合わせた人の目頭を熱くするものがありました。残念ながらプレーする姿を見せられなかった大引選手でしたが「この子が戦っていることに比べたら、辛いとは言えない。元気になってまた観に来てくれる日を願い、自分もしっかり頑張らなければ」と口元を引き締めていました。
 
 何不自由なく野球ができる有難さ―。ふがいないシーズンで終わらず、何かを残す義務があるはずです。別れ際にハイタッチをかわした少年と大引選手の手のひらを伝わった温もり。応援してくださるファンの皆さんとファイターズの間には、それと同様に感じ合うものがあるはずです。

大谷投手 <5回1/3、球数100、打者25、安打9、三振2、四球2、失点3、自責点3>

「良くなかったです。途中持ち直して悪いなりには投げられたと思いますが、最後(6回)も走者をためてマウンドを降りる形になり、勢いに乗れませんでした」

栗山語録

Q.大谷選手は6回途中で3失点
「修正したよね。そこはよかった。でも、あれがホークス打線」

Q.鍵谷選手が登板し、ブルペンのバックアップがいなくなりました
「ぶつかったりとか、そういうことがあったらみんなでやるしかないと思っていた。稲葉とかね。行ってもらうときには行ってもらわないといけないんで」

Q.どこで流れが変わったでしょうか
「いろんなところにあると思う」

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