2013.09.16 MON
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広報レポート <緊急招集、即プロ初登板>

 球場へ向かうために宿舎から出発する直前、テレビをつければ台風18号が本州で猛威を振るう映像が流されていました。一方、窓の外から空を見上げれば、台風をまったく感じさせない晴天が広がっていました。チームに大きな影響はありませんでした。しかし、個人でみれば少なからず被害を受けた選手がいます。この試合から一軍に登録された金子誠、齊藤勝、大塚の3選手は、台風の動きを気にしながら、東京から福岡に移動することになったのです。大引選手の離脱を受けて再昇格した金子誠選手は、入れ替えの決定が比較的早かったこともあり、いち早く福岡入りに成功。しかし、投手2人は試合中のアクシデントも絡んでいたため、試合後に昇格が決定されました。

 そんなドタバタの中で初めての一軍切符をつかんだのは齊藤勝選手。「宿舎にチェックインしたのは夜の12時くらいでしたね。あっという間にきょうの試合でした」と苦笑します。それでも、昇格即プロ初登板のチャンスが7回に訪れました。1イニングで2三振を含む三者凡退。「緊張しましたけど、マウンド上では理性を保つことができました」と笑みをこぼしました。2010年のドラフト6位で入団した左腕は、同期で最後の一軍出場選手となりました。その年のドラフト1位は斎藤佑樹選手。「“さいとう”は佑樹だけじゃないと思われるように頑張ります」。新入団選手歓迎式典での言葉が思い出されます。

 先発・中村選手が5回2失点。齊藤勝選手の後に、今季初マウンドに上った4番手・大塚選手も足に打球を受けるアクシデントはあったものの、1回無失点と結果を残しました。公式戦の残り試合が少なくなったところでの同一カード3連敗という屈辱感は簡単には消えません。しかし、苦しい戦いが続く中、新しい戦力が未来への期待感を抱かせるプレーを見せてくれたのは、収穫といえるのではないでしょうか。

中村投手 <5回、球数92、打者19、安打4(本塁打1)、三振3、四球3、失点2、自責点2>

「全体的に調子は良かったと思います。先制してもらいながら、5回の踏ん張りどころで球が浮いてしまったところは反省点。大事なところできっちり投げ切れるように、しっかり練習したいと思います」

栗山語録

Q.先発の中村選手はまずまず試合を作りました
「良かった。こういうイメージだよね。本当のところ、こういう投球が出来るのが(中村)勝。心配していたけれど、よく頑張った。後ろの投手でつないでいこうという頭があった訳だし、同点で5回は御の字。(敗戦投手になった)矢貫も3連投させてしまい、これは誰の責任というものじゃなく前を向いてやっていくしかない」

Q.打線は3回に2点を挙げた後に沈黙
「何とかしないと駄目。ああいうスーッという終わり方は悔しいし、そうならないようにやっていかないと」

Q.今季1軍初登板の斉藤勝、大塚両選手が好投しました
「良く頑張ったよね。大塚も投げっぷりが良かったし、こういう投球をしてくれるとチャンスが広がるはず」

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