2013.09.30 MON
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広報レポート <強気に攻める>

 たとえボールになったとしても内角を突く。それで四球が増えたとしても、強いメッセージにはなったのではないでしょうか。4月23日以来、今季3度目の先発マウンドを任された多田野選手が、7回1安打無失点の好投を見せました。4回までに5つの四球を与えながらも無安打。7回の先頭打者に中前打を浴びて快挙には届かなかったものの、黒木投手コーチは「相手に踏み込ませないピッチングができている」と評価する内容でした。もちろん、状態の良さが、それを可能にしたのは間違いのないところ。さらに多田野選手本人が「大野がしっかりとリードしてくれた」と話すように、バッテリーの意図が統一されていたことで、バックも得点を許さないプレーを随所に披露しています。

 こういった好投が勝ちに結びつかないところが、厳しい戦いを強いられた今季の象徴かもしれません。139試合目にして初めて0対0で延長に突入。最後は犠牲フライでのサヨナラ負けとなりました。今季のビジターゲームは29勝42敗1分で全日程を終了。

 苦戦は仕方ないとしても、先制しながらの逆転負けが19試合あることを考えると、相手に付け入るスキを与えない強気の攻めの重要性も再確認できることでしょう。敵地での戦いでどれだけ勝ちを挙げられるかは、捲土重来を期すチームにとって大きな課題となります。

多田野投手 <7回、球数113、打者28、安打1、三振2、四球6、失点0、自責点0>

「初めから飛ばしていって、途中ピンチもありましたが、大野がしっかりリードしてくれました。四球を4回で5つも与えて内容はよくなかったけれど、バックが守ってくれて何とかゼロに抑えることができました。(6回まで無安打には)先頭を取ることに必死でしたし、相手投手も抑えていたので先に点を与えないことだけ考えていました」

栗山語録

Q.多田野選手の好投を生かせず痛いサヨナラ負けです
「勝たせてあげたかったね。元々この球場と相性が良かったし。今年はロングリリーフに課題が残って、きちっとそこをやってくれる人が必要。多田野らしい意地を見せてくれたと思います」

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