2014.03.28 FRI
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広報レポート<これがスタイル>

2回裏中田選手
12回、サヨナラ適時打の小谷野選手

押せ押せムードに乗って小谷野選手がロングゲームに決着をつけました。5-5の延長12回1死満塁。「興奮しすぎて何を打ったか覚えていない」。低めの変化球を捉えて三遊間を破り、自身3度目のサヨナラ打で5時間2分の熱戦に終止符を打ちました。

背番号5の勝負強さが光りました。1点をリードされた10回1死二塁の場面でも、中越えに同点の二塁打を運び、がけっぷちから試合を振り出しに戻しました。
序盤に3点を先行されたものの、粘り強い攻撃を見せていったんは8回に捕逸で勝ち越し。武田久、宮西両投手が失点して同点、再逆転をを許し、明日以降に尾を引きかねない展開になりましたが、2010年の打点王が真骨頂を発揮して1989年以来チーム25年ぶりの開幕サヨナラ勝利をもたらしました。

この3連戦は2006、2007年と連覇を果たしたヒルマン元監督が来場。終盤は選手ロッカー横にあるフロント控え室で試合の様子をモニター観戦し、「カモン、ファイターズ!」を連呼してナインを鼓舞していました。直接指導を受けた選手は少なくなりましたが、前評判の低かった2007年を彷彿とさせる粘りやベンチ全員が役割を果たす野球がよみがえった、というのも過言ではない気がします。

試合前、全体ミーティングで栗山監督は「1試合1試合全力を尽くせば必ず優勝が見えてくる」と言って、恒例の水杯を交わしました。この日のヒーローになった小谷野選手もお立ち台で「明日を精一杯戦う。それしかないです」ときっぱり。後で振り返った時、開幕していきなりの長時間ゲームに今年のファイターズが凝縮されていた、と言えるかもしれません。

吉川選手 <5回2/3 107球 打者28 安打7 三振3 四球4 失点・自責点3>

吉川選手

「調子自体は悪くなくて、腕を振って打者と対峙することはできたと思います。ただ、開幕戦ということで、いつもと違う感覚があったのは事実で、それが立ち上がりに出てしまいました。同点に追いついてもらえたし、チームが勝てるように必死で応援します。」

栗山語録

栗山監督

Q.サヨナラで開幕戦勝利
「こういう試合を144試合したいと思っていた。勝ち負けより、我々にはこういう試合をやるという責任がある。選手はよく頑張ってくれた」

Q.吉川選手は立ち上がり苦しみました
「相当なプレッシャーもあったと思う。ただ、きょうみたいにバタバタしても、本人の財産になると思っていた。らしさは出なかったけど、経験したことに意味がある。次に意味を持ってくれると思う」

Q.小谷野選手がサヨナラ打
「栄一にはむちゃくちゃしているけど、どうやったら力を発揮してくれるかというのをいつも考えている。こうやって活躍してくれるとただただうれしい。いいスタートになったと思う」

Q.明日の試合に向けて
「最後まで必死な思いでプレーしているのを伝えるのがプロ。集中力があったし、こういうのが持続できるように。難しい時期はあるかもしれないけど、元気にいこうと思う」

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