

広報レポート<原点回帰へ>


序盤、中盤、終盤と得点を許し、終わってみれば大量得点差での敗戦となってしまいました。先発した吉川選手はボールこそ走っていたものの、要所で手痛い安打を浴びて6回途中で降板。125球を投げながらも、最後までペースをつかむことができませんでした。「チームに勢いをつけることができなかった」。2度の登板で勝ち星なし。
開幕戦こそサヨナラ勝ちを収めたとはいえ、直接チームを勝利に導けなかった左腕は、悔しそうに唇を噛みしめました。その表情には自分に対するもどかしさが浮かんでいたのは無理もないことでした。
守備のミスが失点に結びつき、走塁のミスで大量得点のチャンスをモノにできなかった試合。必死さゆえに起きたミスだったのは間違いありません。ただ、それらのひとつひとつが勝敗に直結してしまったことも事実。
栗山監督は言います。「勝ち負けではなくて、やれることをきっちりやっていこうということでスタートした一年だから」。選手一人ひとりが何をしなければいけないのか。原点を思い出す敗戦に。きょうだけを見れば決して小さくないとしても、2勝、3勝につなげるための1敗にすることが、チームスローガンの「前進」を導くのです。
吉川選手 <5回2/3 125球 打者30 安打10 三振3 死球2 失点5 自責点4>

「調子は悪くなかったけど、チームに勢いづけられるピッチングが出来なくて申し訳ないです」
栗山語録

Q.吉川選手がなかなか本来の調子をつかめません
「球はそんなに悪くない。でも、一発でしとめられているというのはね。いろいろ考えないといけない。原因を究明します」
Q.守備、走塁にミス
「きちっと守って、というか、自分たちのできることをきっちりやらないといけない。しっかりやっていきます」
Q.成瀬選手を捕まえ切れませんでした
「エース同士の対戦なんだから、序盤、中盤とこっちも我慢して相手にプレッシャーをかけていかないと。勝ち負けではなくて、やれることをきっちりやっていこうということでスタートした一年なんだから」