2014.05.11 SUN
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広報レポート<“Tough Loss”の先に>

2回、ホームランの杉谷選手
7回、タイムリーの陽選手

大量の援護をもらっても、メンドーサ選手が気を緩めることはありませんでした。7点リードで迎えた8回。安打と四球で無死一、二塁のピンチを背負いながらも、後続を三振とニゴロ併殺に。マウンド上でガッツポーズを作り、ベンチへと戻っていきました。9回は復帰登板となった石井選手に託したものの、107球で無失点のパフォーマンス。「今日は打線の援護と守備に助けられた。チームメートに感謝します」と笑みを浮かべました。

来日初登板となった4月1日以来、6試合ぶりの2勝目。ここまで1ヶ月以上、勝ち星から遠ざかっていました。特に4月15日からの4試合中3試合は、6回以上を投げて3失点以内の「クォリティースタート」(QS)を決めながら、打線の援護がなく負け投手になる「タフロス」(TL)を経験。それでも動揺することはありませんでした。常に自分のピッチングを貫き通せるところはさすが現役メジャーリーガー。この日も走者を出しながらも連打を許すことはなく、ゴロアウトの山を築きました。

自らが置かれた苦しい状況を打破したのは、メンドーサ選手だけではありません。今季なかなか結果が出せなかった杉谷選手が2回に左翼席へ先制弾。3点リードで迎えた7回1死満塁で打席に立った陽選手は左前へ2点適時打を放ち、「無心で自分のスイングをしようと意識した」と振り返りました。陽選手はそこまでの3打席で3三振。ベンチに戻ると悔しさを露わにし、「今度は絶対に打つ」と宣言して向かった打席でのダメ押し打でした。その姿を見た栗山監督は「何とかしてチームを勝たせるんだという思いが感じられた。そういうのを見られるのはうれしい」と目を細めました。

福岡での同一カード3連敗という嫌な流れを払拭するカード勝ち越し。“直接対決”のない交流戦が始まるまでの5試合でどこまで上位チームに迫れるか。弾みをつけるためにも、次に乗り込む函館は絶好の場となるはずです。

メンドーサ選手<8回 107球 打者31 安打4 三振3 四死球4 失点・自責点0>

先発のメンドーサ選手

「普段と変わりなく特に意識したことはありませんが、今日は打線の援護とともに守備陣に助けられました。いいリズムが自分のピッチングの自信に繋がった気がします。チームメイトと応援していただいているファンの皆さんに感謝したいです。」

栗山語録

栗山監督

Q.打線が機能しました
「先に行ける(先制する)と相手のピッチャーも違うから後半でも点が取れるようになるよね。それはお互い様なんだけど、バファローズは勝ちパターンの中継ぎがいいからね」

Q.メンドーサ選手が久しぶりに勝ち投手に
「ゴロを打たせていたし、しっかりと守れた。ウチらしい試合だった」

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