2014.05.15 THU
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広報レポート<結束する“チーム・ブルペン”>

3回、ホームランの大野選手
本日のヒーロー達

お立ち台へとうながされるアナウンスに対するスタンドの反応が、徐々に大きくなっていきました。谷元選手から始まり、最後は増井選手が登場しました。中継ぎ登板した選手5人が一堂に会するヒーローインタビュー。ブルペン陣の層の厚さを物語るシーンでした。
「絶対に抑えてやろうという強い気持ちで投げました」。そう話すのは4点リードの4回無死一、三塁で2番手として登板した谷元選手でした。内野ゴロの間に1点を献上したものの、2番からの中軸を完ぺきに料理して今季初勝利を手にしました。その後を受けたA・カーター選手、宮西選手はそれぞれ1イニングを三者凡退に。クロッタ選手は1点を失いましたが、最後は増井選手が三者凡退で締めて9セーブ目を挙げました。

先発陣が長いイニングを投げられていることが、5月4日以来となる勝率5割の原動力となっているのは間違いありません。ただ、中継ぎ陣に安定感があるからこそ、先発が余裕を持って投げられているという一面もあります。今日のように先発の調子が上がらなくても、リードしていれば簡単にはひっくり返されない。戦える形がしっかりと整っています。

試合終了直後、ブルペン陣を預かる黒木コーチがこう言いました。「頑張った中継ぎがお立ち台に上がるのは大歓迎。ただ、今日ゲームで投げていない石井、大塚、藤岡も準備はしてるんだ。“チーム・ブルペン”の8人、みんなで勝った試合だよ」。交流戦まで残り3試合。今季未勝利のマリーンズがその相手です。チーム浮沈の鍵を握る男たちは、連投を厭わずマウンドに上がってくれることでしょう。

上沢選手<4回0/3 打者19 球数85 安打5(本塁打2) 三振0 四死球4 失点・自責3>

先発の上沢選手

「大きくリードしてもらい、テンポよくいかなければと思ったのですが。ストライク先行で行かなければいけないのに、真っ直ぐでカウントを整えることができず、責任を果たせずに申し訳ない限りです。何がこの前の投球と違ったのか、しっかり整理をして次回に臨みます」

栗山語録

栗山監督

Q.5回から継投策に出て逃げ切りました
「試合は生き物なのでね。上沢は正直かわいそうだったけれど、今年はチームが勝つためにやると言ってきている。後ろの投手も(間隔が)空いていたし、今日の展開を落とすわけにいかなかったので。上沢もこれを肥やしにしてくれると信じています」

Q.打線は序盤に一気に流れをつかみました
「いい形でみんながつないでくれましたね。いい走塁で得点できたことに意味がある。(1号本塁打の大野)奨太はキャンプで怪我があったし、これから伸び伸びやってもらえたらと思っています」

Q.ブルペン陣についてどのような評価を
「これがうちが全てのチームに対して誇れるもの。難しい展開でほぼ完璧に抑えてくれました。石井や藤岡も控えていて、展開によってはいける準備もしていましたしね」

Q.明日からは今季0勝6敗のマリーンズ戦
「相手がどことか相性がどうとかではなく、勝率5割に戻して再スタートをどう切るか。残り3試合、いかに交流戦に入っていくか。ロッテ3連戦というより、一つ一つが勝負だと思っています」

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