2014.05.17 SAT
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広報レポート<選手会長からのプレゼント>

ホームインした大野選手を迎える選手達
11回、サヨナラHRを放った大野選手

あと一本がなかなか出ない重苦しさを振り払ったのは、豪快な一本のホームランでした。延長11回1死。大野選手が振り抜いたバットから放たれた打球は、大きな弧を描いて左翼ポール際スタンドに吸い込まれていきました。「サヨナラホームランどころかヒットも打ったことがないから、どうやって帰ってくればいいか分からなかった」。自分でも驚いた表情を隠さずにダイヤモンドを一周すると、チームメートからの手洗い祝福が待っていました。

キャンプ中に足首を痛めるなど、決して万全の状態では臨めていない今季。それでも、選手会長としてチームを引っ張っています。この日も先発した浦野選手、7回からマウンドに上った中継ぎ陣をしっかりとリードし1失点で踏ん張る展開を作りました。

大野選手に導かれて勝利投手になった男は、延長11回にマウンドに上がった藤岡選手でした。ソフトバンクから移籍し、前日の試合でファイターズの選手として初登板を果たしました。連投で迎えた試合。2死から安打を許しましたが、守備陣の好プレーで無失点に抑えると、直後に正捕手のホームランで移籍初白星をプレゼントされました。体調不良で昨シーズンの後半戦をリハビリに費やした右腕。「そのことはあまり振り返りたくない」と話しますが、前日の夜に両親から「元気そうで安心しました」とメールを受け取ったといいます。「早く顔と名前を覚えてもらいたい」。熱い声援に出迎えられヒーローインタビューも受けました。

今季3度目のサヨナラ勝ち。最多タイとなる5連勝で貯金をまたひとつ積み上げました。交流戦までの勝率5割も確定。“全軍躍動”でさらに上を目指します。

浦野選手<6回 打者25 球数104 安打6 三振5 四死球2 失点・自責1>

先発の浦野選手

「前回から登板間隔が空きましたが、変わらず自分のリズムとテンポで投げられました。走者を出しながら粘れたと思いますが、失点した場面は少しボールが甘くなったかも知れません。チームはいい流れで来ていますし、何とか連勝が伸ばせるようしっかり応援します」

栗山語録

栗山監督

Q.大野選手が勝負を決めてくれました
「そこまで何度も走者を三塁まで進めながらチャンスを生かせず、奨太も責任を感じていただろうし、選手としての矜持を見せてくれました。もう少し先に点を取って勝たなければいけなかったけれど、普通は流れが相手に行っておかしくないのをみんなで持ちこたえて。本当に勝ててよかったです」

Q.先発の浦野選手も試合を作りました
「登板間隔が空いても感じは戻っていましたね。ルーキーでローテを守ることは大変だけれども、改めて能力の高さを見せてくれました」

Q。藤岡選手に移籍後初勝利がついて
「それが一番。色々な思いを持ってマウンドに上がっただろうし、チームにとっても本人にとってもこれで落ち着いて投げられることが大きいですね」

Q.5連勝で勝ち越して交流戦に入ることが決まりました
「とにかく前から言っていることだけど、とにかく交流戦が終わるまでは一つ一つが勝負。明日も全力で取れるようみんなで頑張ります」

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