2014.05.18 SUN
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広報レポート<閉ざされたロッカーの扉>

1回、タイムリーを放った陽選手
8回、タイムリーを放った飯山選手

ロッカールームの扉は10分間、固く閉ざされ、コーチと選手によるミーティングは緊張感を伴いました。9回の1点リードを守りきれなかっただけでは、選手が集められることはありません。この芽を摘んでおかなければ大きな問題になる―。実際のところ、勝った場合でもヒーローインタビューを遅らせてミーティングを優先することが決まっていたのです。

あまりに軽率だったプレーは6回の攻撃にありました。無死二塁で、ミランダ選手の左飛に二走・中田選手が緩慢な帰塁をしたことで併殺となる凡ミス。続く近藤選手が左越え二塁打を放っただけに、スタンドから大きなため息が漏れたのは言うまでもありません。それが影響してか、8回の守備でも中田選手が打球を追い切れない場面もあり、その裏に一度は勝ち越したものの、勝って済ませてはいけない空気がベンチやロッカーに充満しました。

8回に一旦は勝ち越しとなる一打を放ったのは途中出場の飯山選手でした。13日、函館でのライオンズ戦でも貴重な追加点を叩き出したベテラン。9回に岡田選手のセーフティーバントをミスなく裁いたものの、決勝点を献上し、ベンチ裏に下がる際は珍しく「くーっ」と廊下の床を蹴り上げて悔しさを露わにしました。

点に直結するしないに関わらず、野球においてはどのプレーにこめる思いは本来同じはずです。それが如実に現れた交流戦前最後の試合。好投したメンドーサ選手に白星をつけ、連勝を6に伸ばして勢いづきたかった一方で、決して安易に流してしまってはいけないという点では、肥やしになる一敗です。長いペナントレースにおいて、この日が重要な意味を持たなければなりません。

メンドーサ選手<8回 打者31 球数115 安打5 三振7 四死球1 失点・自責2>

先発のメンドーサ選手

「1回を除いては理想的な投球ができました。反省すべき点は立ち上がり。今日は行けるところまで行こうと思っていましたし、試合を作れたことが何よりです」

栗山語録

栗山監督

Q.メンドーサ選手が8回2失点
「ああいうスタート(初回2失点)した中でもよく立て直した。状態はよくなかったけど試合を作ってくれた」

Q.飯山選手が一時は勝ち越しとなる安打を放ちました
「どういう準備をして、どう野球を向き合っていくか、裕志がいて感謝している。野球の神様は見ているんだというヒットだった。だからこそ勝ちたかったけど、申し訳ない」

Q.走塁、守備にミスがあったように見えました
「誰が見ても。チームとしてはあってはならないことがあった。ただ、ちゃんとやらせられないこっちに責任がある。せっかくお金を払って見に来てくれるファンの方々がいるというのに、こういう試合になって申し訳ない。二度とこういう試合にならないようにしたい」

Q.貯金を作って交流戦に入ります
「最低限5割だと思っていた。でも、それを話すような気分ではない」

Q.交流戦はどう戦う
「1試合1試合が勝負。ああしておけば、こうしておけば、ということが許されない。それはオレもそうだけど、選手たちも肝に銘じて頑張ってくれると思う」

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