2014.05.21 WED
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広報レポート<本拠地で立つ打席>

2回、タイムリーを放った石川慎選手
3回、犠飛のミランダ選手

互いに5回で先発投手を下ろし、ブルペン勝負の展開は、6回に失った1点が最後まで遠い結果に終わりました。2番手のカーター選手が2死から連打を浴びて一、三塁のピンチを背負い、代わった石井選手が大島選手に決勝の左前打を献上。3回までに効果的に2点を挙げて優位に進めながらの逆転負けに、ベンチ裏に引き上げる選手の表情は一様に悔しさに包まれていました。

降板した先発・武田勝選手は左肩以外に、左手にもアイシングを施していました。2回1死満塁のチャンスで打席に立つと、140キロ台のストレートに果敢にバットを出して必死にファウルで粘りました。11球目、内角高目を打ちに行くと詰まった打球は力のない遊飛。今年の交流戦は指名打者制を採用するのがセ・リーグの本拠地のみとなり、ファンに新たな楽しみを提供することはパ・リーグの投手にとって不慣れな状況との戦いにもなります。4回まで無失点で持ちこたえた武田勝選手でしたが、5回に1点を失い、なお2死三塁の場面でチェンジアップが甘く入り、ルナ選手に逆転2ランを浴びてしまいました。2回に自らを助けるため必死に食らいついたことは、「言い訳にしてはいけないので」と言いながらも微妙な制球に狂いを生じさせた可能性があります。交流戦特有の勝負のあや。2007年以降毎年勝ち越してきているものの、この時期だけのルールにどう対処していくかが鍵になります。

敗れたとはいえ、前日決勝アーチを放った石川慎選手が先制適時打を見舞えば、ミランダ選手もいったんは同点となる本塁打をライナーで叩き込む好調ぶり。1カード2戦と対戦相手がめまぐるしく変わりますが、チーム状態は悪くないだけに23日からのベイスターズ戦も本拠地の後押しを受けて戦えることを利とし臨みます。

武田勝選手<5回 打者23 球数83 安打7(本塁打1)三振3 四死球2 失点・自責3>

先発の武田勝選手

「調子もまずまずで、4回までは何とか粘りながら投げることができました。打線に援護してもらいましたが、5回の本塁打(ルナ選手)がもったいなかったですね。2ボールからもう少し慎重にいくべきでした」

栗山語録

Q.武田勝選手が5回3失点
「良くなっているところもある。勝たせてあげたかった。(打席で11球粘り)何とかするんだという気持ちが出ていたし、みんなに伝わっていた」

Q.スタメン起用した石川慎選手は先制打
「ボールにくらいつこうという姿勢がヒットにつながったよね」

Q.A.カーター選手が初失点初黒星
「日本に来て集中して臨んでいる中で、ふと疲れが出る時期もある。芯でつかまることが少ないピッチャーでも、ああいうことはあるから。信頼は変わらない」

Q.交流戦は1勝1敗スタート
「全部勝ちにいっている。いろんな使い方をするから選手には無理をしてもらうけど、残り22試合全部勝つつもりでやります」

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