2014.05.24 SAT
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広報レポート<青春の花道>

完封勝利の中村勝選手
女子高生とハイタッチする大谷選手

グラウンド上にできた華やかな人垣の間を縫い、シャイな2人が気恥ずかしそうに歩みを進めました。球団初の「女子高生デー」と銘打った試合。プロ初完封を飾った中村選手と決勝タイムリーの大谷選手が、高校生400人一人一人とハイタッチ。完投すら初だった中村選手は「こういうイベントの日にしっかり投球できて良かったです。また僕が投げる日に来てください」と、いつにも増してはにかんだ表情が印象的でした。

三塁側内野席の一角に「女子高生シート」を設置し、グッズやフードにも趣向を凝らした一戦。普段以上に黄色い声援が効いた、訳ではないでしょうが、1回から打線が連なりました。大谷選手が18打席ぶりの適時打を左翼線に運べば、絶好調のミランダ選手がライナーで中堅右へ3ラン。3、5回にも効果的に得点を重ね、背番号36にかかるプレッシャーを和らげていきました。
4月2日のイースタン・リーグ、ジャイアンツ戦が入団5年目での‘初完封’。一軍で8回が未知の領域でしたが、自慢の緩急自在の投球は最後までさえ渡りました。この日観戦に来られた女子高生の方の中にはファイターズファンの友人に誘われて、初めての野球観戦という人がいらしたかも知れません。打って、投げて文句のつけようがない試合内容は、新たなファン獲得へこの上ないプロモーションになったはずです。

前日0-5と完全に抑え込まれたベイスターズ相手に、今度は裏返しのスコアでお返しし、連敗を2で止めました。セ・パ交流戦は今年もややパ・リーグ優勢で進んでいますが、まずは自分たちが勝って行くことが大事。再び貯金を1に戻し、今度は指名打者制があるセ・リーグ本拠地へと乗り込みます。

中村選手<9回 打者35 球数129 安打6 三振5 四死球3 失点・自責0>

先発の中村勝選手

「本当に野手の皆さんにたくさん点を取っていただき、楽な展開で投げさせてもらいました。1回から真っ直ぐをしっかり投げることができ、それなりにカウントを整えて投げることができました。初完封は正直うれしいです」

栗山語録

栗山監督

Q.中村選手が初完封
「初回に点を取ってもらうと難しい展開になる。5点目を取ってもらった後に先頭を続けて出して良くないけど、粘り切ったよ。良かったね。力があることを示した意味のある試合だった。あまり褒めたくはないけど、今日、明日くらいは良かったと言ってあげたい」

Q.大谷選手が先制打
「昨日でもヒットが出ていなくても対応していたから、時間の問題だと思っていた。最初に打ってくれるとチームも勢いに乗れる」

Q.明日から敵地での戦い
「何とか一気に行きたいけど、一日一日必死に行くしかない。うしろのことは考えないで、明日取りに行かないといけない」

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