2014.05.28 WED
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広報レポート<苦労人のひと振り>

8回、勝ち越しタイムリーの大引選手
9回、ホームランの北選手

失敗を恐れない積極性が、劇的なアーチを生み出しました。1点リードを許した9回。先頭打者として打席に立ったのは、代打・北選手でした。外角へのボールをフルスイングすると、打球は左翼スタンドへ。プロ初アーチを値千金の同点弾で飾りました。「打った感覚も覚えてません」。無心で振り抜いた一撃をそう振り返りました。“プラチナ世代”と称される1988年生まれ。ベイスターズにドラフト1位で投手として入団した本格派右腕でしたが、ルーキーイヤーを終えたオフ、打者に転向しました。2013年からファイターズの一員となると、打撃センスの良さから期待される存在に。しかし、好調なときにケガに見舞われるなど、運にも見放されて今季を迎えました。体調が万全であれば、十分に力を見せられる実力の持ち主。外野のスタメン争いにも名前を連ね始めています。

連敗したジャイアンツ戦のリベンジでもありました。チャンスで代打として登場しながら凡退し、「使ってもらっているのに悔しかった」と言います。そして、この日、「北の状態が非常にいい」と評価する栗山監督の期待に、最高の形で答えました。それでも、北選手は言います。「勝って喜びたかったですけどね」。そう話す表情は、ただ自分が打てばいい、というものではない“勝負師”のものでした。

土壇場での一発となったため、ホームランボールの回収が間に合いませんでした。現在、その行方を探しています。お心当たりのある方、是非、球団までご一報ください。ご協力、よろしくお願いいたします。

大谷選手<7回 打者31 球数123 安打7 本塁打1 三振7 四死球4 失点・自責2>

先発の大谷選手

「前半はストレートがツーシーム系に流れていくことが多くて状態は悪かったのですが、大野さんが上手くやりくりしてくれました。雄平さんに浴びたホームランは無駄な投球となりましたが、その後の満塁の場面で抑えることができ、粘れるピッチングができたと思います。得点圏の場面で3度バレンティン選手と勝負したときは、さすがに力が入りました。後はチームの勝ちにつながることを祈りたいです。」

栗山語録

栗山監督

Q.土壇場で追いつき、延長12回で引き分けとなりました
「よく粘ったよね。あのスワローズ打線を相手に粘ったことに意味がある」

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