2014.05.29 THU
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広報レポート<2番起用に応えた満塁弾>

3回、ホームランの近藤選手
7回、ホームランの陽選手

ボールを捕らえた瞬間の手応えは十分にありました。しかし、中堅手が捕球態勢に入ったのを見て、近藤選手は「オレ、パワーないなあ」と思ったと言います。実はその中堅手は薄暮で打球を見失っていた様子。打球は頭上を越えてバックスクリーンに直撃しました。「いろんな意味で奇跡」と振り返る一打は、2点を追う2回1死満塁で飛び出した逆転のグランドスラムとなりました。

試合前、栗山監督は「きょうは打線を組み替える」と宣言していました。“サプライズ”は5月に入ってから三塁に定着している近藤選手の2番起用でした。1番・西川選手が4安打を記録すれば、3番・陽選手が11号2ランを含む5打点。近藤選手も6回に犠飛を放って5打点を叩き出しました。4番の中田選手も2打点と、打線の組み替えが大量得点に結びついたのは間違いのないところです。

開幕から、ほとんど打順を固定しない猫の目打線。栗山監督は言います。「周りには賭けに見えるようなことでも、すべて根拠があってやっている」。競争心をあおること、結果を出した選手を積極的に使うこと、それが若手中心のチーム構成にあって指揮官が考える大きな柱となっています。投手陣を見てもルーキー浦野選手が上沢、大谷両選手に次ぐ3勝目を挙げたことで、“既存戦力”に発奮を促すことに期待が持てる現状です。

浦野選手<7回 116球 安打7/本塁打1 三振6 四球4 失点・自責点5>

先発の浦野選手

「初回に失点しましたが、このままズルズルいかないように、粘っていこうと切り替えていけたのが良かったです。2回からは打たせて取ることができました。ただ、球数が多くなってから変化球が抜けてしまったのが反省点。次の登板に活かせるように調整していきます。」

栗山語録

栗山監督

Q.2番に起用した近藤選手が逆転満塁本塁打
「いろんなことを考えてきた中で選手をどう活かすか。西川を1番、岱鋼を3番にして“1番、3番、3番”で考えようと。どこでもバントはあるんだから。近藤にとっても自信になるホームランになったと思う。(スワローズ打線は)何点取っても安心できない相手。あそこで一気にいけて良かった。勝つためにやっている中で状態のいい選手を使うと言ってきたけど、よくやってくれたね」

Q.浦野選手が粘りのピッチング
「打たれはしたけど、味方が点を取ったあとにしっかりと抑えてくれた。そういうところで信頼度はさらに増す。(大味な試合となった)この流れでよく我慢した」

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