2014.06.28 SAT
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広報レポート<さらば20代…>

6回、大引選手のタイムリーヒット
9回、ゲームセット

センターへ抜けそうなゴロに鋭く反応して捕球すると、大引選手は体勢を整えて一塁へワンバウンド送球を見せました。両チーム無得点で迎えた5回1死二塁。先制失点を防ぐ守備に「いいプレーだったと思う」と自画自賛しました。前日はチーム全体で5失策と守備の乱れで黒星。悔しさを胸に秘めながら、後に引きずることなく新しい試合に向かうことができました。相手のミスで1点を先制した6回1死二塁では、打者としてしぶとく左前に弾き返して2点目を叩き出し、チームに喝を入れています。

この日は大引選手にとって29歳最後の日。20代を「ものすごく早かった」と振り返ります。思い残すことは?と問われたキャプテンは、「言い始めたらキリがない」と苦笑いしました。それでも、真っ先に挙げたのは「もっと練習しておけばよかった。もっとバットを振っておけばよかった」。練習のときからのボールを追いかけ、ボールを打つ姿の真剣さはチーム随一。30代になっても、その向上心が止まることはないでしょう。「このチームは、ベテランになっても練習から手を抜いていない人ばかり。見習うことが多い。まだまだ練習しないといけない」と言い切りました。

誕生日前日に今季4度目のお立ち台へ。移籍初年度の昨年は誕生日にヒーローインタビューを受けました。ヒーローで始まりヒーローで終わった29歳。スタンドに投げ入れるサインボールに、大引選手は日付とともにこう記しました。<さらば20代…>。若きキャプテンからホンモノのキャプテンに。30代に足を踏み入れるのと同時に、一時代を築くための新しい戦いが始まりまるのかもしれません。

中村選手<6回1/3 打者23 球数100 安打2 三振2 四死球3 失点・自責0>

先発の中村勝選手

「市川さんのリードに任せて、攻めがあいまいにならないように注意して投げました。チームが点を取るまで無失点で行けましたが、こういう展開で7回はきっちり投げ切らなければいけなかったですね。そういう課題が残ったので、今度はしっかり投げたいと思います」

栗山語録

栗山監督

Q.中村選手がしっかりと先発の役割を果たしました
「今日勝たないといけない流れだったし、こちらがチャンスを生かせず相手に傾いておかしくないところで、よく投げたと思います。本人には『意地を見せてくれたな』と伝えました」

Q.前日乱れた守備が非常に安定していました
「エラーは起こるけれど、生かせば財産になる。覚悟を持ってプレーした結果、エラーになることもあるので。昨日のようなことを生かそうという自覚が見えました」

Q.大谷選手の3安打。積極的な走塁で敵失を誘いました
「少しでも先の塁へ行こうとすれば、相手は早く投げなければという気持ちになるもの。プロだから(ミスを誘発できるか)分からないけれど、少しでも可能性があるならばやるべきだと思っています。昨日の試合があって、そういうことが問われた気がします」

Q.明日はカード勝ち越しが掛かります
「カードを取るというか、まず次の試合を取りにいきます。今日以上に必死に戦います」

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