2014.07.01 TUE
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広報レポート<夢を振り払う一打>

3回、タイムリーヒットの小谷野選手
試合後の様子

しっかりと捕らえた打球はしぶとく三遊間を抜けて行きました。同点で迎えた3回一死一、二塁。二走の村田選手が生還したのを見届けた小谷野選手は、一塁ベース上で笑みを浮かべて紺田コーチとこぶしを合わせました。「気持ち的にも楽になったし、うれしい」。この勝ち越し打がそのまま決勝打となり、サヨナラ打を放った開幕戦以来となるヒーローインタビューに臨みました。

「ホントはここ(西武ドーム)での復帰は勘弁してほしいと思ってました」と小谷野選手は笑います。ちょうど2ヶ月前の5月1日。本塁へ滑り込んだ際のクロスプレーで右ひざのじん帯を損傷し、長期離脱を余儀なくされていました。しかし、鎌ケ谷でのリハビリを続け、ファームの復帰初戦で結果を出すなど、一軍への階段を懸命に駆け上がっていました。そして、一軍復帰で即スタメン起用に応える一打。「チームに貢献できてよかった」と胸をなで下ろしました。

戦列復帰組が結果を出した一戦です。約1ヶ月半のブランクを経て先発したのが武田勝選手。3回までに2点を失ったものの、5回まで投げ切って2勝目を挙げました。4回と5回は三者凡退に抑え、「鎌ケ谷でやってきたことを出せた」と次回への手応えをしっかりとつかみました。また、体調不良で欠場が続いていたミランダ選手が5回に貴重な適時二塁打を放って復調をアピール。「ここで満足しないように頑張る」と巻き返しを誓っています。
交流戦で満足な結果を出せなかった要因には、故障者の続出が挙げられます。徐々に戦う形が整い、浮上する要素を小谷野選手や武田勝選手が見せてくれたといってもいいでしょう。復帰秒読みの選手もファームにはいます。ここからは待ったなしの戦い。大きなきっかけにしたいところです。

武田勝選手<5回 64球 打者19 安打5/本塁打1 三振3 四死球0 失点・自責点2>

先発の武田勝選手

「久しぶりで緊張しました。最初から飛ばして、5イニングでしたけど試合を作ることはできたと思います。きょうはストレートが良かったし、ファームでやってきたことをしっかりと出せたと思います。4回5回は落ち着いてマウンドに立てたので、この感覚を次につなげていきたいですね。」

栗山語録

Q.武田勝投手は久々の登板でした
「球の感じは良かったね。イニング数は状況を見ながらの判断だからね。」

Q.小谷野選手が決勝タイムリー
「上がって直ぐに俺は使うよ。ゲーム感はなかったと思うけど、必死に食らいついている感じがして良かったね。」

Q. 7回の谷元選手の登板と抑えの起用は
「別に同じように決めてるわけではないから。相手の打順に合わせてるだけ。何度も言うように形は決めない。だから、配置転換ということもないよね。」

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