2014.07.02 WED
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広報レポート<午後10時の悪夢>

ピンチを迎えマウンドに集まる選手とコーチ
5番手で登板のクロッタ選手

鳴り物の応援が終了してから悪夢が待っていました。3点リードの9回。マウンドに上った武田久選手がいきなり3連打を浴び、無死満塁から内野ゴロの間に1点を返されると、ベンチはたまらずクロッタ選手をマウンドに送り出しました。しかし、それだけではライオンズ打線の勢いを止められず逆転サヨナラ3ラン。悔やんでも悔やみきれない幕切れとなりました。前日の1回1/3を含め、ここまで3連投だったクロッタ選手を休ませる予定だったこともあって、何点差でもクロッタ選手を起用せずに9回を乗り切る構想でした。それでも最後に急きょ登板させたことは、どうしても勝つ必要があったとはいえ、明日以降に響いてくる可能性を否定できません。思い通りにならない苦しさが浮き彫りになる一戦だったといえるでしょう。

そこまでまったく誤算がなかったわけではありません。4回、7回ともに同点適時打が記録されましたが、無死で出塁した走者をバントで送れなかった末の一打。汚名返上こそ果たしたものの、きっちりとした野球、という意味ではちぐはぐさがあったのも事実です。守備では後逸の間に先制点を奪われるシーンもありました。先発した大谷選手が自己最多となる1試合12三振を奪って7回2失点と流れをファイターズ側にとどまらせましたが、白星がつかなかったのは、野球というスポーツがチーム全員で進めていくものだからなのかもしれません。

この試合だけを切り取れば、非常にタフな結果だというしかないでしょう。シーズンが終わったときに、この一敗がどういう意味を持って浮かび上がってくるのか。それを決めるのは、明日以降の戦いです。まずは1勝。サヨナラ負けを消すことはできませんが、ひとつの勝利から再び前進するしかありません。

大谷選手<7回 球数115 打者29 安打7 三振12 四球1 失点2 自責点1>

先発の大谷選手

「今日は3、4、5回にペースを合わせて投げていたので、そこで先頭打者に打たれたことが反省点になりますね。少し甘く入ったところを打たれてしまっているので、そこは考え所です。メヒアに対して(中飛)はひやっとしましたが、あの高さがギリギリのラインだなと分かったので良かったです。」

栗山語録

Q.武田久選手の3連打が誤算
「……うん」

Q.大谷選手の好投はありました
「いろいろミスはあったけど、最後までああいう形でいったんだから勝たないといけない試合だった」

Q.クロッタ選手は“休養”の予定だったのでは
「なるべく負担のないようにと思っていたけど…」

Q.明日は球場が変わります
「前を向いてやるしかない」

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