2014.07.03 THU
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広報レポート<5年目の初勝利>

ウイニングボールを受け取り笑顔の大塚選手
7回、同点タイムリーを放つ小谷野選手

これ以上の失点は致命傷。絶対に勝たないといけない試合。そんなプレッシャーのかかる状況でマウンドに上がったのは大塚選手でした。2点を追う5回2死一、二塁。先発・上沢選手からタスキを受け継ぐと、冷静なマウンド捌きで投ゴロに抑えてピンチをしのぎます。さらに6回には2四球を与えながらも併殺打で無失点。直後の7回に打線が逆転に成功し、プロ初勝利を手にしました。

プロ入り5年目。即戦力として期待されながらも、入団直後に右ひじのじん帯移植手術を受けるつらい経験もありました。リハビリを経て一軍昇格のチャンスを手にしても、なかなか定着できない状況が続きました。年下の投手たちが次々と勝ち名乗りを挙げる中、地道な努力で貴重な戦力に。粘りのピッチングでついにウイニングボールを手にしたのです。

大塚選手の初勝利をサポートしたのが、高校と大学の先輩にあたる小谷野選手でした。7回2死一、二塁で代打で登場すると右翼線へ同点に追いつく2点適時二塁打を放ちました。県営大宮球場は小谷野選手にとって2010年のライオンズ戦でも決勝打を放っており、相性のいい球場。一軍復帰から3試合連続での打点と気を吐いています。

前日のサヨナラ負けから一夜。この戦いが今後の試金石となり得る試合で新しいヒーローが誕生しました。オールスターブレイクまで2週間。もう一度ギアを上げて次の戦いに臨みます。

上沢選手<4回2/3 85球 打者24 安打9 三振2 四球1 失点・自責点3>

先発の上沢選手

「マウンドとの相性が悪かったのはあるんですけど、最後まで修正できなかったことが良くなかったと思いますね。次の登板まで少し時間があるので、自分のピッチングを見つめなおして、安定したピッチングができるよう心がけたいです。」

栗山語録

Q.きょうは逆転勝ち
「難しい試合をよく勝ってくれたね」

Q.小谷野選手が代打で同点打
「(スタメンでなかったのは)無理して早く(一軍に)来てもらったところがあったから。休ませようとも思っていたけど、あの状況だからね。よく打ってくれた」

Q.大塚選手がプロ初勝利
「こういう選手が結果を残してくれると勢いに乗れるよね」

Q.前夜のサヨナラ負けから一転
「なんとかしようという雰囲気があった。その中で(小谷野選手、ミランダ選手らが)一発で決めた。昨日の今日で、本当に意味のある試合になると思っていた」

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