2014.07.06 SUN
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広報レポート<リフレッシュからの再出発>

5回、適時打の中田選手
6番手で登板のクロッタ選手

延長11回にノーヒットで奪い取った1点を、クロッタ選手が完ぺきに守り切りました。4番打者から始まるマリーンズ打線を相手に3つの内野ゴロ。2メートルを超える長身から気合をみなぎらせて投げ込む姿は、試合終了へ向かうカウントダウンそのもののように見せる迫力があります。10回から登板して三者凡退で切り抜けたことが11回の勝ち越しにつながったのは間違いありません。7月中旬からクローザーを任されているとはいえ「何回に投げようが気持ちは同じ。たとえ1回に投げることになってもね」と話します。試合を締めた後、優しい表情でそう振り返りました。

前回の登板、2日のライオンズ戦では急きょ登板してサヨナラ弾を浴びる屈辱を味わいました。「試合が終わったらリセットするしかない」。そこまで登板が続いていた豪腕も、3日間の休養で肉体的にもリフレッシュできたといいます。2イニング21球で4つの内野ゴロは、持ち味を十分に見せつけるものでした。「この先も勝ち続けたい」と力強く話しました。

来日初年度からブルペンのピースとしてなくてはならない存在に。モチベーションはチームを優勝に導くことと、もうひとつありました。それは、監督推薦で選出されたオールスターゲームへの出場です。アメリカの野球少年の夢は、メジャーリーガーになってオールスターゲームに出ること。国は違っても、野球が国民的スポーツとして認識される日本でその切符をつかみました。「名誉なこと。とても楽しみにしているんだ」。ファイターズの中継ぎを代表して、そのパフォーマンスを披露する日を心待ちにしています。

先発・中村選手の後を受けた5人のブルペン陣が無失点に抑え、約1ヶ月ぶりの3連勝。前半戦終了までに上位チームの追撃態勢を整えるためには、やはり最後を締めるクロッタ選手の活躍は絶対条件といえるでしょう。

中村選手<4回1/3 打者18 球数60 安打4 本塁打2 三振1 四球1 失点・自責3>

先発の中村選手

「有利なカウントで攻めきれなく、甘く入ったところを打たれてしまいました。打たれるべくして打たれました。早い回に降板して悔しい気持ちがあると同時に中継ぎ陣には迷惑をかけてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しっかりと反省し、気持ちを切り替えて次のチャンスに向けて準備していきたいと思います。」

栗山語録

栗山監督

Q.このような勝ち方は大きい
「大きいよね。相手のミスではあるけど、こちらもいろんなことを一生懸命やり尽くすしかないから。なかなかこういう試合を取れなかったし。クロッタも(11回は)自分から行くと言ってくれた。そういう気持ちがみんなに伝わったんだと思う」

Q.中継ぎが機能しました
「谷元は難しい場面だったし、カーターもランナーは出すけどトータルで見ればああいう結果を残せている。宮西も頑張ってくれているしね。我慢して勝つという、ファイターズらしい形が出た」

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