2014.07.10 THU
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広報レポート<復帰した男たちの賛歌>

9回、同点ホームランの小谷野選手
10回、適時打の近藤選手

延長10回2死二、三塁。ここまで4打数無安打だった近藤選手が、追い込まれながらも右前に弾き返して決勝点を叩き出しました。左太ももの軽い肉離れで交流戦終了と同時に一時離脱。この日が復帰戦となった近藤選手は、三塁でスタメンに名を連ね、9回からは本職の捕手として出場。最後の最後に殊勲打を放ち、久しぶりのヒーローインタビューでは笑顔が弾けました。

土壇場で試合を振り出しに戻したのは小谷野選手でした。1点を追う9回、代打で打席に立つと左翼席へ2号ソロ。こちらは右ひざのじん帯損傷から1日のライオンズ戦で復帰し、いきなり4試合連続打点を記録した上に、この日は同点弾です。「ひざのケガを気にしない程度には動けるようになりました」と笑みをこぼす元打点王は、休養を取りながらの出場となりますが、きっちり仕事を果たしています。また、左ひざ裂傷からこのカードで復帰した陽選手も前日の試合で決勝打を放ちました。

7月1日からの10日間、3カードに及んだ遠征をファイターズは6勝2敗で乗り切りました。栗山監督が「交流戦終了からオールスターまでの間は非常に大事な戦いになる」と位置づける中、貯金を4つ作って北海道に戻れるのは大きなステップとなるはずです。故障者が出る中でもチームを支え続けた選手たちの躍動に加え、故障で離脱していた男たちが奮闘しています。いよいよ役者が揃い始めました。逆襲を期す後半戦に、大きな期待を抱かせる材料となるのは間違いありません。

上沢選手<1回2/3 41球 打者11 安打4 三振2 四球2 失点・自責点2>

先発の上沢選手

「天気やグラウンド状態が問題ではなく、ピッチング自体が全然しっくり来なかった。ストライクゾーンで勝負するとか、そういうところまで行きませんでした。早いイニングで中継ぎ陣の方々に負担をかけることになって申し訳ない気持ちです。」

栗山語録

栗山監督

Q.最後は近藤選手が決めました
「まあ、そこまで近藤らしくなかったけどね(苦笑)」

Q.二転三転する試合を延長で制しました
「いいものもいっぱいあったし、悪いものもいっぱいあった。でも、ここまで来ると勝ち切ることが大事。(負けても)最後まで良くやった、ではダメだから。小谷野も一発で仕留めてくれたし、クロッタも1イニング目戻ってきたときにもう1イニング行くつもりでいてくれた。勝とうという気持ちがベンチ全体にあった」

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