2014.07.25 FRI
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広報レポート<息を吹き返すための特効薬>

試合終了後の様子
試合終了後ハイタッチを交わす栗山監督と中田選手

フルスイングの必要はありませんでした。バットに乗せることができれば飛ぶ。はっきりとした狙いがあったからこそ、飛び出した一発だったのかもしれません。1点を追う6回。1死満塁で打席に立った中田選手は「とにかく同点に追いつく」ことだけを意識していました。打球を外野にさえ運べば犠牲フライで1点取れる。その思いで捕らえた打球はグングンと伸び、右翼手の頭を越えてスタンドにまで届きました。プロ7年目。通算95本目の本塁打は、自身初めての満塁弾となりました。

左ひざの痛みと戦いながらの試合が続きますが、ようやく小康状態に落ち着くまでに至りました。前半戦最後の2試合はスタメンを外れて代打のみでの出場。オールスターゲームもファン投票で選出されたものの、代打で2打席に立っただけでした。しかし、ベンチに長く座っていたことでリーグを代表する選手たちと交流がいままで以上にはかれた様子。バファローズのペーニャ選手とはバットを交換し、長距離砲ならでは“ホームラン談義”に花を咲かせました。すべては自分を高めるため。後半戦3連敗スタートとなったチームにカツを入れるとともに、その後の打線爆発も呼び込み、「ホームランがきっかけになってくれたのならうれしい」と笑みを浮かべました。

第2打席まで19打席連続無安打と苦しんでいた西川選手が、中田選手の一発へとつながる右前打で出塁。これで吹っ切れたのか、第4打席からは北海道移転後では球団初となる1試合に三塁打を2打席連続で記録しました。先発・浦野選手は2回に先制点を許したものの、粘りを取り戻して7回1失点と好投。チームが息を吹き返す特効薬となりうるプレーが多く見られた一戦でした。

浦野選手<7回 96球 打者28 安打6 三振1 四球1 失点・自責点1>

先発の浦野選手

「コーナーをしっかりと投げ分けられました。球速は前よりも出ていませんが、ただ力を入れて投げるだけではなく、しっかりとコントロールをつけて投げることが重要だと思って練習してきました。この結果がきっかけになるように、次に向けて取り組んでいきたいと思います。」

栗山語録

栗山監督

Q.浦野選手が7回1失点
「この雰囲気の中で1点で我慢してくれた。よく投げてくれている」

Q.中田選手が逆転満塁弾
「苦しい時には主役が一気に来ないと。一発でしとめてくれたし、動きも良かった。主役が仕事をすると、みんなが役割を果たしてくれる」

Q.西川選手が不振を脱出
「あいつらしい。打ち始めるときちんと自分の形になる。スピードを活かしてくれた。前の試合は悔しかっただろうと思う。どう越えてくれるかを見ていた。きょうの試合は意味があると思っていた」

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